30代前半のご夫婦から、とにかくカッコいい家を建てたい！とご要望を受け家づくりがスタート。

建物正面のファサードを整えることからカッコよさを追求し、できる限り窓を無くし家感を消してクールに仕上げました。玄関ドアの上端と軒天の高さを合わせてよりスタイリッシュに。

1階部分を明るめのグレー、2階部分を濃い黒で素材も変えコントラストを楽しめるよう演出しています。

タカラスタンダードのオフェリアをペニンシュラ（半島型）に配置したキッチン。ダイニングテーブルを横並びにした人気の配置です。

天井にはキッチンとダイニングテーブルの上に天然木を張り、空間に入ってきたときに自然と視線が奥に伸びるよう工夫しました。

ウォークスルーファミクロの先にある寝室は、中庭と隣接しているので閉鎖的にならず、カーテンレスで心地よい朝日を浴びることが可能に。

廊下を極力なくすことが坪数を抑えることに繋がるので、動線の途中に空間がある間取りは効率UP！

この家の建築で一番こだわったのは、ソファーに座ったときの中庭との繋がり。

テレビのついている壁と中庭の壁を素材と色を一緒にすることで、内と外とが繋がり面が広く見える効果が生まれました。また、中庭の窓のサッシと中庭に面している室内の壁を同じ色に統一することで、サッシ枠が浮き出ることなくスッキリ見えます。

仕上げの素材を工夫することで、広く感じるＬＤＫが実現しました。

中庭の対角にある北側の角に窓を設け、視線が外まで抜けるよう配慮しました。

スタディーカウンター横には壁を立ち上げ、上部にあるエアコンを隠しながら、壁の一部分をくり抜くことで開放的になり、建築家の注文住宅ならではのアイディアが随所に。

建物が完成したとき、奥さまは28坪で十分！と大絶賛。

30坪以上になると面積も広くコストが膨らみますが、コストをコントロールしながら、更に広さも演出しながら　とにかくカッコいい家に仕上げ、28坪でこんなに満足ができるなんて！と実感する邸宅が完成しました。