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2023.03.05

静岡県浜松市で注文住宅を建てるなら…重要なのは「気密測定」!

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正面引き白い外観に映える植栽せっかく注文住宅を建てるのなら、デザイン性と同じくらい機能性や快適性も重視したいもの。そこで重要になるのが「気密測定」です。この記事では、気密測定とはいったいどういうものか、また気密測定がなぜ家づくりに大切なのかを紹介します。さらに、静岡県浜松市および愛知県豊橋市で注文住宅を建てる際、気密性がどれくらい重要なのかも解説しているので、参考にしてください。


【目次】

■住宅における「気密」とは?
■注文住宅で気密を取るにはどうすればいい?
■気密測定はなぜ重要?
■気密測定の具体的な方法およびC値の測定基準
■静岡県浜松市と愛知県豊橋市の注文住宅は気密性が大切!
■気密性の高い注文住宅はエコスネクトにおまかせ!


住宅における「気密」とは?

人物 指示棒を持つビジネスパーソン男性

気密とは、簡単にいうと、「外と住宅のすき間をなくすことで、空気の出入りを少なくする状態」です。つまり、気密性の高い家ほど、すき間がない家、ということになります。

反対に、気密が悪い住宅とは、すき間がたくさんある住宅、ということです。すき間がある家は、外気の影響を受けやすくなってしまいます。エアコンなどを使って室内の温度を調節しても、家の中の空気がすき間から侵入した外気と入れ替わるので、なかなか快適な温度にならず「夏は暑く・冬は寒い家」になってしまうのです。このような状態ではエアコンを1日フル稼働しないと室内が快適にならないので、結果として光熱費も高くなってしまうでしょう。

また、すき間から湿気を含んだ空気が、屋根や壁の内部に侵入するので、結露が発生しやすくなってしまいます。結露が繰り返されたり、湿った状態が長く続いた家は、壁の内部にカビがはえ、断熱材が劣化したり構造体の木材が傷んだりする恐れもあるのです。

住宅の気密性は「C値(すき間相当面積)」という数値で表され、この値が低ければ低いほど、気密性が高くなります。

注文住宅で気密を取るにはどうすればいい?

住宅のイラスト 考える家族のイラスト

気密の取り方には、大きく分けて3つの方法があります。

構造用合板を使用する

構造用合板を家の外側に貼り、気密を取る方法です。単純に柱に構造用合板を留めるのではなく、テーピングをしながら留めることにより、外側からすき間を埋めていきます。

気密シートを使用する

内側の壁に気密シートを貼る方法もあります。気密シートには単純にすき間をなくすことで湿気の移動を遮るものと、すき間はなくすけれど湿気は通す「調湿可変シート」の2種類あります。

調湿可変シートは、壁の中に入った湿気を吐き出してくれるので、壁の中に結露が起こるのを防ぐ役割も果たしてくれます。

断熱材を使用する

発泡ウレタンのような、膨らむ性質を持つ断熱材を中に吹き付けて気密を取る方法もあります。ただし、ガスが抜けて断熱材が縮んでしまうこともあるので、外側には構造用合板を使用するなどしておくと安心です。

>>断熱材についてはこちら<<

気密測定はなぜ重要?

設計プラン

住宅の気密性を調べる検査を「気密測定」といいます。気密測定は義務ではありませんが、家づくりにおいて非常に重要な検査です。

気密性は、施工の質に大きく左右されます。例えば、同じ材料を使って家を建てても、施工が雑なら気密性は低くなってしまうでしょう。反対に丁寧にすき間なく施工されていれば、住宅の気密性は高くなるのです。気密測定をして、数値が高く出ると、「もしかして施工が大雑把だったのでは…」と気づくことができるでしょう。

このように、気密測定では、住宅の気密性だけでなく、施工の質もチェックすることができるのです。

気密測定の具体的な方法およびC値の測定基準

気密測定器気密測定の具体的な流れと、測定の基準値について解説していきます。

気密測定の手順

まずは、気密測定の流れを、順を追って紹介します。

気密測定器の搬入および現場確認

まず、家の中に測定器を搬入します。そして、住宅の中で測定が可能な窓を探すのです。気密測定を行う場合、大きな引き違い形式の窓の場合、気密が悪いと窓と窓の間から空気が漏れてしまいます。そのため、できるだけ小さな窓がよい、とされています。

目張りをする

続いて、すべての換気口に養生テープで目張りをします。24時間換気されている換気口などは「計画換気」に必要なすき間です。そのため気密測定を行う際は、必要なすき間をすべてふさぎ、「不要なすき間」がどれくらいあるのか?を計測するのです。換気口がすべて目張りできたら、最後に測定器を設置する窓も目張りを行います。

測定器を設置する

家の中の目張りが完了したら、測定器を設置します。測定器は室内の空気をすべて吐き出して、室内外の圧力差を計測します。同時に風量も調べ、室内および建物全体のC値や建物全体のすき間を出すのです。

外の風力をチェックする

設置が終了したら外の風力をチェックします。基本的に、測定を行う際は風速3m/s(メートル毎秒)以下でなければいけません。そこで測定を行う前に風力計で1分計測して、平均値が3m/s以下になっているかどうかを確認するのです。

施錠をする

風力が確認できたらいよいよ測定です。まず家の中の窓を施錠します。施錠をすることによって、室内の本来の気密性能を発揮させなければいけません。そのため、小さな窓もすべて施錠し、測定しなければいけません。万が一閉め忘れがあると、正しい数値が出なくなってしまいます。

測定器を動かす

窓の施錠を終えたら、測定器が作動します。まずは建物の性能チェックを行い、圧力差が50pa(パスカル)までかかるのかどうか、の確認をします。建物性能チェックをクリアすれば、自動で計測が始まります。気密測定は、「5点測定」を1回とし、全3回行い、その平均値が基準の数字となります。風が強く、数値にむらがある場合は3回以上実施。その後必要事項を入力し、気密測定は終了です。

基準となるC値はどれくらい?

実は、C値には明確な基準は設けられていません。そのため、数字だけ見ても「これは気密性が高いの?低いの?」と困惑してしまう人もいるでしょう。そこで、ここではC値ごとの具体的な気密性のイメージを紹介します。

10㎠/㎡

気密性に配慮していない一般的な住宅のC値です。すき間の合計は、100㎡の延べ床面積に対して、およそA3用紙程度あるイメージです。

 5.0㎠/㎡

以前の次世代省エネ基準で、寒冷地以外の基準とされていたC値です。すき間の合計はB5用紙サイズとイメージするとよいでしょう。気密性は決して高いとは言えませんが、昔の「すき間風が吹く日本家屋」と比べると、ずいぶん外気の出入りは少なくなっています。

近年建てられた住宅では、C値10㎠/㎡や5㎠/㎡の住宅はほとんどありません。

 2.0㎠/㎡

以前の次世代省エネ基準にて、北海道や東北の一部で基準となっていた数値です。

一般的にはC値2.0㎠/㎡の住宅が最も多い傾向にあります。

 1.0㎠/㎡

すき間の合計がハガキ0.6枚分程度と、それなりに高い気密性となっています。住宅業界内でも「高い気密性」が謳える基準値、とされています。気密性を意識している住宅会社は、C値1.0㎠/㎡を標準としていることが多いです。

0.5㎠/㎡以下

すき間の面積は、一般住宅の20分の1と、非常に高い気密性を有しています。諸外国の厳しい基準と比較してもそん色がなく、黄砂や花粉の侵入も防げるでしょう。

気密性にこだわっている住宅会社はC値0.5㎠/㎡以下を標準とし、お客様により高い性能値のお家を提供しています。

この数値を基準にすると、気密性の高い注文住宅を建てることができるでしょう。

また、エスコネが建てる注文住宅は、C値0.5㎠/㎡未満を標準としていますので、安心しておまかせいただけます。

静岡県浜松市と愛知県豊橋市の注文住宅は気密性が大切!

住宅購入を考える夫婦

静岡県浜松市および愛知県豊橋市に注文住宅を建てる際は、気密性の高さが重要である、といわれています。ここでは、その理由を詳しく解説していきます。

静岡県浜松市はどんなエリア?

静岡県浜松市は、日本のほぼ中央に位置している街です。主要駅は浜松駅で、市の交通の拠点となっています。また市内にはJR東海道本線、遠州鉄道、東海道新幹線、天竜浜名湖鉄道が通っています。新幹線を使えば東京までは90分、名古屋まで45分と、都心部へのアクセスも良好です。また、浜松駅からは遠鉄バスが通っており、市内各地へのアクセスも良好です。

浜松市は全国でもトップクラスの日照時間を誇っており、晴れの日が多く過ごしやすい街としても知られています。気候は比較的温暖ではありますが、冬場になると「遠州のからっ風」と呼ばれる北西の季節風が強く吹くことで有名です。この季節風は、お隣の静岡県湖西市にも影響を及ぼし、気温以上に寒く感じられる日も少なくありません。特に、気密性が低い家の場合、すき間風に悩まされ、なかなか家の中が暖まらない…という問題が出てくるでしょう。また、この季節風は、通常よりも多くの花粉を拡散させることでも知られています。そのため、静岡県浜松市で注文住宅を建てる場合は、気密性能にこだわりお家づくりを進めるのがおすすめです。

愛知県豊橋市はどんなエリア?

愛知県豊橋市は静岡県との県境に位置する街です。昔から「穂の国」と呼ばれており、自然が豊かで豊富な海の幸、山の幸が魅力。また、遠州灘は約50㎞にもおよぶ日本有数のサーフスポットとしても有名で、全国各地からサーファーが集います。

豊橋駅は東海道新幹線の停車駅なので、都心部へのアクセスも良好。名古屋まで30分程度、東京へは120分・大阪へは90分程度と、各方面への移動もスムーズです。また、市内には路面電車が通っているので、通勤・通学にも非常に便利な街と言えるでしょう。

豊橋市も、冬になると「三河のからっ風」と呼ばれる北西の季節風が吹きます。あまり雪は降らないエリアですが、この季節風が気温以下の寒さをもたらすのです。そのため、豊橋市も浜松市同様、気密性の高い住まいが、快適な暮らしの条件、といえるでしょう。

気密性の高い注文住宅はエコスネクトにおまかせ!

ダークカラーがアクセントの木目のリビングと畳の小上がり

静岡県浜松市や愛知県豊橋市など、冬場はからっ風が吹く地域の注文住宅は、気密性の高さが重要です。いくらデザインや家事動線がよい住まいでも、寒い季節風に悩まされるようでは、決して「いい家」とは言えません。エコスネは、C値0.5㎠/㎡未満を標準とした気密性の高い家づくりをしっかりサポート!お客様の快適な住まいを応援しています。静岡県浜松市や愛知県豊橋市エリアで注文住宅をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

記事監修者:中小企業診断士(住宅コンサルタント)塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。

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