注文住宅を建てるために土地を探す場合、気になるのは相場や住みやすさでしょう。住みやすさは、その土地の将来の資産価値にも影響します。この記事では、浜松市中央区（旧西区）で注文住宅を検討している方へ向けて、2024年の地価について調査しました。近年人気のある平屋住宅や、狭小住宅についても紹介します。

【目次】
■最新の浜松市中央区（旧西区）の土地価格は？坪単価・上昇率を調査
■浜松市中央区（旧西区）は土地価格が下落傾向？将来の地価推移も予想
■浜松市中央区（旧西区）の土地売買事例｜建ぺい率・容積率も紹介
■浜松市中央区（旧西区）で平屋を建てたい！必要な土地の広さと費用は？
■狭小地とは？狭小住宅を建てる場合の注意点
■浜松市中央区（旧西区）でおすすめのエリア
■浜松市でオシャレな注文住宅を建てるならエスコネクトへ

最新の浜松市中央区（旧西区）の土地価格は？坪単価・上昇率を調査

浜松市中央区（旧西区）における、2024年の公示地価をもとにした坪単価と、前年比の地価上昇率を調査しました。神久呂・入野・伊佐見・和地・庄内・篠原・舞阪・雄踏の8つのエリアごとに、代表地点の価格を見ていきましょう。

神久呂エリアの2024年の坪単価・上昇率

神久呂エリアは、神ケ谷町・神原町・大久保町・西山町で構成されます。神久呂エリアの坪単価と前年比上昇率は以下の通りです。

入野エリアの2024年の坪単価・上昇率

入野エリアは、入野町・西鴨江町・志都呂町です。入野エリアの坪単価と前年比上昇率は以下になります。

伊佐見エリアの2024年の坪単価・上昇率

伊佐見エリアは伊左地町・佐浜町・古人見町・大人見町の4町です。公示地価が出ていないため、2024年の坪単価と上昇率は分かりません。2008年～2019年の土地の売買事例をもとにすると、伊佐地町の土地の相場は、12.5万円／坪が目安になります。

和地エリアの2024年の坪単価・上昇率

和地エリアは和地町・湖東町・大山町・和光町・湖東西・湖東団地・桜台を含むエリアです。和地エリアの坪単価と前年比上昇率は以下になります。

庄内エリアの2024年の坪単価・上昇率

庄内エリアが含むのは、深萩町、呉松町、平松町、白洲町、舘山寺町、庄内町、協和町、庄和町、村櫛町です。庄内エリアの坪単価と前年比上昇率は以下です。

篠原エリアの2024年の坪単価・上昇率

篠原エリアは篠原町・坪井町・馬郡町からなります。篠原エリアの坪単価と前年比上昇率は以下の通りです。

舞阪エリアの2024年の坪単価・上昇率

舞阪エリアには舞阪町があります。舞阪エリアの坪単価と前年比上昇率は以下の通りです。

雄踏エリアの2024年の坪単価・上昇率

雄踏エリアは雄踏・雄踏町宇布見・雄踏町山崎を含むエリアです。雄踏エリアの坪単価と前年比上昇率は以下になります。

参考元：土地代データhttps://tochidai.info/shizuoka/hamamatsu-nishi/

浜松市中央区（旧西区）は土地価格が下落傾向？将来の地価推移も予想

浜松市中央区の旧西区エリアは、地価の二極化が進んでいると考えられます。土地の価格は全国的に、都市部と郊外で二極化しています。利便性の低い土地や災害リスクの高い土地は価格が下落し、大型商業施設や駅などの近くで利便性が高い土地、子育て環境が整っている土地、観光需要が見込める土地は上昇傾向です。人口減少や高齢化などにより、土地の購入者自体が減っていることや、都市部に人口が集中することが要因と言われています。

浜松市中央区旧西区エリアは、浜名湖と太平洋に接しており、大地震の際は沿岸部の津波や液状化現象が懸念されています。これらが影響して、浜松市西区の地価が下落している可能性があるでしょう。

しかし多くの土地が価格下落している一方で、入野エリアや志都呂等の土地はここ数年で上昇が見られました。その理由は、エリアが海から離れており津波リスクが低いことや、利便性が高く、子育て世帯に人気があることが関係していると考えられます。将来においても、このような地価の二極化は進んでいくことが予測されます。

参考元：浜松市公式サイトhttps://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/gyousei/library/1_jinkou-setai/005_kubetsu.html

浜松市中央区（旧西区）の土地売買事例｜建ぺい率・容積率も紹介

2021～2022年に売買された住宅用地の売買事例を紹介します。※取引時所在地

参考元：国土交通省https://www.reinfolib.mlit.go.jp

2021～2022年では、面積200～300㎡ほどの土地が多く売買されていました。200㎡は約60.5坪です。

2024年4月以降に売買された住宅用地は、以下の例があります。

参考元：国土交通省 不動産情報ライブラリhttps://www.reinfolib.mlit.go.jp/realEstatePrices/

なお新築を建てる際は、建ぺい率と容積率も重要なポイントになります。建ぺい率とは、建物を真上から見たときに、建物面積が敷地面積の何％かを表したもの。容積率とは、敷地面積に対して建物の延べ床面積が何％かを表したものです。

建ぺい率や容積率は、建築基準法によって土地ごとに定められています。同じ広さの土地を購入しても、土地によって建てられる家の大きさが制限されるため、注意しましょう。

浜松市中央区（旧西区）で平屋を建てたい！必要な土地の広さと費用は？

一般的に2階建てより広い土地が必要な平屋住宅ですが、50坪ほどの土地があれば建築可能です。建ぺい率60％・容積率200％なら、約30坪の平屋が建てられます。家族構成や求める間取り、駐車スペースによって必要な土地の広さは変わるため、土地の購入前に、住宅建設会社に相談するのがおすすめです。

費用は、エリアやハウスメーカー、設備などによって大きく異なります。

50坪の土地に平屋を建てるなら、地価が30万／坪ほどの入野エリアであれば、土地の取得に1,500万円かかります。仮に建築費用を3,000万円とすれば、合わせて4,500万円程の予算は見込んでおくとよいでしょう。

狭小地とは？狭小住宅を建てる場合の注意点

狭小地は、一般的に15～20坪以下の土地のことを言います。駅や繁華街の近くで、不整形な土地が多いです。その土地に建っている建物を、狭小住宅と呼びます。

住宅取得のトータルコストで考えた場合、同じ延床面積なら、2階建てより狭小地に建てる3階建ての方が安く済む場合があります。土地の取得費用や固定資産税などが抑えられるからです。しかし間取りが制限されるため、住みやすい家にするためには、生活動線や収納スペースの工夫をしなければなりません。

しかし狭小地での設計を得意とする住宅会社も中にはありますので、住宅会社探しからしっかりと計画をたてましょう。

浜松市中央区（旧西区）でおすすめのエリア

浜松市中央区（旧西区エリア）で注文住宅を建てるなら、宅地開発が進む入野エリアがおすすめです。入野エリアの特徴は、佐鳴湖の景観が美しく、生活の利便性が高いこと。「イオンモール浜松志都呂」といった大型商業施設や、「コメダ珈琲店 浜松志都呂店」などの飲食チェーン店が充実しています。JR東海道線や国道1号線からほど近く、交通利便性が良いのも魅力です。高校や病院の数が多い旧中区エリアに近いため、特に子育て世帯におすすめしたいエリアです。

浜松市でオシャレな注文住宅を建てるならエスコネクトへ

エスコネクトは、浜松市を中心にデザイン性の高い注文住宅を叶える住宅施工会社です。エスコネクトがこだわるデザインとは、単にオシャレな外観というだけでなく、暮らしやすさや使いやすさを含めたもの。長い期間を「そのご家族らしく」過ごすことができるよう、心を込めて家づくりに向き合っています。イベントやモデルハウスの見学も行っているため、お気軽にお問い合わせください。

記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。