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2022.10.03
S.CONNECT
注文住宅を建てるとき「壁紙(クロス)」を検討しますよね。建築系の知識をもっている人なら、壁紙の選び方も熟知しているに違い有りません。しかし、一般的に注文住宅の壁紙に関する知識を保有している人は少ないのではないでしょうか。
普段は注文住宅の壁紙のことなど、考えるはずもありません。自分が注文住宅を建てることになったとき、初めて直面するのが「壁紙の選び方」と言えるかもしれません。
この記事では、初めて注文住宅の壁紙を選ぶことになった人に向け、どこよりもわかりやすく「壁紙の選び方」を説明します。
【目次】
1.壁紙(クロス)選びのポイント
2.壁紙(クロス)の選び方
3.部屋をイメージする
4.壁紙の種類で検討する
5.壁紙メーカーから選ぶ
6.壁紙の機能性を考える
7.大きいサンプルでイメージを具体化する
8.壁紙(クロス)を選ぶ際の注意点
9.まとめ
注文住宅の壁紙を選ぶためのポイントは4つあります。
それぞれの要素を組み合わせ、あなたに最適な壁紙を選ぶことを考えましょう。例えば「メーカー」と「色」を組み合わせ「サンゲツのブルーグレー色にしよう!」と考えます。
もちろん全てのポイントを合わせるのも良いでしょう。
注文住宅の壁紙(クロス)の選び方を、具体的に説明します。注文住宅の壁紙は、主に間取り図(プラン)が決まった後で検討する場合が多いです。
大まかな家の形が決まっているわけですので、以下のように壁紙を選びます。
それぞれ詳しく説明します。
壁紙を選ぶときに最も重要なのは「イメージ」です。それぞれの部屋のイメージに合わせて壁紙を選ぶようにしましょう。
イメージをしていなければ、実際に住んだときに「なんか違う」という後悔に繋がる可能性があります。
例えば、リビングは家族で集まるため落ち着いた色や柄にしたり、仕事部屋は集中できる色、寝室はリラックスできる色や柄を選ぶのが良いでしょう。
カタログなどを見ながら、理想とする部屋のイメージをしておきましょう。
イメージができれば、壁紙の素材を検討します。壁紙の素材は主に6つあります。
・ビニールクロス(塩化ビニル樹脂系壁紙)
・紙クロス(紙壁紙)
・繊維系クロス(布壁紙)
・木質系壁紙
・無機質系壁紙(珪藻土壁紙・漆喰壁紙)
・プラスチック系壁紙
簡単に特徴をまとめます。
耐久性が高くお手頃価格なのがビニールクロス(塩化ビニル樹脂系壁紙)です。多くのメーカーで取り扱っている素材で、種類も豊富にあります。
安価なので初心者は選びやすい素材といえますが、接着剤にホルムアルデヒドなどの有害物質を含みます。シックハウス症候群が懸念されるため、必要に応じて選ぶようにしましょう。
和風テイストの部屋には紙クロス(紙壁紙)が合います。通気性に優れつつ音を吸収する性質があるのが特徴です。
茶道などを楽しむ場合や寝室、和室などに選びたい素材と言えます。しかし、水拭きできないという特徴があるため、長期的に維持費が必要になる場合もあります。
木綿や麻などを使用した自然素材の壁紙です。完全に自然素材のみで作られた壁紙より、化学繊維を含めた「不織布壁紙・シルク・サテン」などが有名かもしれません。
高級感を作り出すのに最適で、ホテルなどに使用されていることが多い素材です。しかし、防火性の有無はメーカーなどによるため「防火性・防水性」などの有無を把握してから選択するようにしてください。
木質系壁紙は、他の素材より高価なイメージがあるかもしれません。アクセントクロスとして使われることが多い素材で、コテージのような雰囲気を作り出せます。
カフェなどに使用されることも多く、温かさや落ち着きをイメージした部屋に使用すると良いでしょう。カントリー調(田舎の雰囲気)を出せるため、心地よさを求める人に向いています。
珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)を使用した壁紙を無機質系壁紙と呼びます。安価なのに防火性に優れているメリットがあり、消臭効果が期待できるものもあります。
一般的に選ばれやすい素材と言えますが、下地処理を行う必要がある点には注意が必要です。
ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成樹脂を使用した壁紙です。オレフィン壁紙と呼ばれることもあり、好みの見た目を選べるのが長所と言えます。耐久性や防汚性に優れており、焼却処理しても有害ガスが発生しにくい素材です。
長期的に済む家でも手入れの手間を考慮し、プラスチック系壁紙を検討する人が多いかも知れません。環境にも優しく住む人の希望にも応えやすい素材と言えるでしょう。
壁紙メーカーから選ぶのも選び方の1つです。ただし、依頼する施工業者により取り扱いメーカーが異なる場合があるため、担当者と話し合いが必要なこともあります。
国内の主要メーカーは以下のようなものです。
上記以外にも様々なメーカーが壁紙を製作しているため、お気に入りのメーカーから壁紙を選択してみてください。
壁紙は部屋により機能性を変えることが多いと言えます。例えばリビングの壁紙は「抗菌効果」を意識し、洗面所は「防水効果」を期待するなどです。
主な壁紙の機能性には、以下のようなものがあります。
素材選びと同時に機能性を考えることが多いでしょう。それぞれの素材にどんな効果が期待できるのか、担当者と話し合いながら検討すると良いですよ。
最初のイメージから素材選び、機能性まで検討できれば「サンプルで具体化」をしておきましょう。取り寄せられる限りで、最も大きなサンプルで見ることをおすすめします。
壁紙は部屋一面に拡がるため、小さなサンプルだとイメージと異なることがあります。少なくともA4以上の大きさのサンプルを取り寄せるようにし、実際に目視して壁紙を決定するようにしてください。
注文住宅で壁紙選びをすると、無意識に以下のような選び方になるかたがいます。
主に色合いや機能性における悩みに繋がり、中には生活するのが苦痛と感じる人もいます。例えば「白色の無地」ばかりを選んでしまった場合、家の中は真っ白になります。
もちろん家具などで工夫することはできますが、徐々に無機質な感覚に襲われるかもしれません。人が生活する上で「なにもない色」を見続けるのは精神的に苦痛を伴います。
メリハリを考えた壁紙選びをするようにし、いつまでも満足できる注文住宅にしてくださいね。
注文住宅の壁紙を選ぶには、以下の4点を意識しましょう。
それぞれの特徴を組み合わせ、満足できる住空間を作り上げてください。壁紙選びには、長い生活を考える必要があります。最も大切なのは、注文住宅に住むあなたのイメージです。
「どんな家に住みたいか」を再度検討し、より具体的なイメージで壁紙を選ぶようにしてみてください。この記事があなたの壁紙選びの参考になれば幸いです。
私たちは、静岡県に拠点を構え、浜松や湖西、豊橋エリアでこだわりの注文住宅を建てています。
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