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2022.08.23
飯尾 祐子
こんにちは!エスコネクトの飯尾です。
今回は益々人気の高まっている平屋について、メリット・デメリットをご紹介するとともに、
エスコネの数多い平屋の実績を交えながら解説させていただきます。
「平屋に憧れている、2階建てと迷っている」という方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【目次】
平屋のメリット
● ① バリアフリーで長く安心して生活できる
● ② 生活動線や家事動線が格段に効率的
● ③ メンテナンス費の削減
● ④ 構造が安定し、地震に強い
平屋のデメリット
● ① 広い土地が必要
● ② 日当たりやプライバシーの確保が難しい
● ③ 通風が心配
平屋とは、みなさまご存じの通り、1階建ての住宅です。ひと昔前は、平屋といえば皆同じような形をした住宅が多かったですが、最近はデザイン性の高い平屋が増え若い方も平屋の希望が多くなりました。
でも、みなさん口を揃えて出る言葉が、「購入した土地が広くないから平屋希望だけど無理ですよね?」
確かに広い土地の方が制限も少ないので、間取りを考えるのはラクかもしれません。
しかし、経験値の多い建築家の先生方は固定概念を覆す間取りで、毎回感心してしまうんですよ。
そんな平屋の魅力とは?
※この平屋の施工例をCheck
※この平屋のYouTubeをCheck
バリアフリーというと、家の中に段差がなかったり、廊下や浴室に手摺りが付いていたり、高齢者の生活を想像する方が多いかと思いますが、高齢者が暮らしやすいという事は、いつの世代の人も暮らしやすいという事。
よく歳を重ねるにつれ赤ちゃんに戻っていく(できない事が増えていく)と言いますよね。家を建てる時はまだ若く、自分の老いを考える方は少ないことでしょう。
最大の魅力は階段が無い事。階段の上り下りが辛くなったり、転倒事故のリスクもありません。
1階から2階への上下の移動がないので、生活動線も効率的で体への負担が少ないのも魅力。
1階で洗濯し、2階のベランダに干す…。脱水してあるとは言え、洗濯した物って重たいですよね。また、2階から1階に降りてきたら忘れ物に気づいてまた階段を上がるなんて事も…。
平面の移動のみで完結する平屋ライフは時間も有効に使え、忙しい現代人にはフィットする暮らしです。
家を建てる時は、家を建てる費用のことばかりに考えが行ってしまうもの。でも、暮らし始めてから定期的にメンテナンスをしていかなければ長持ちしません。
紫外線や台風などの雨風をまともに受けた外壁や屋根をメンテナンスするには、足場を設置する必要があります。もうお分かりですよね?2階建てであれば大がかりな足場を組まなければいけません。
毎回のメンテナンス費用(ランニングコスト)が抑えられる平屋は家計に優しいんです。
木造2階建ての家はどうしても高さがあり、地震が起こると揺れを感じやすくなります。また、1階の上に2階を背負う形になりますので、重みに耐えられず倒壊するリスクが高くなってしまいます。
その点、平屋は全体の高さが低く重心が安定し、上のフロアも無いため地震が起きても倒壊の恐れも少なく、すぐ外へ避難できたりと、リスクを抑えることができます。
ここまで話しを進めると、ますます平屋がいい!と思われる方が多いのではないでしょうか?
メリットがある反面、どうしてもデメリットも存在しますので、次にデメリットを紹介していきます。
2階建てと同じ延床面積(建物各階の床面積の合計)の家を建てるなら、平屋であれば単純に2倍の広さの敷地が必要になってきます。
そして、土地の大きさに対して何%の建物を建てていいですよ!という基準(建ぺい率)が地域によって定められており、単純に購入した土地目一杯に建物を建てることができません。
しかも、浜松は車社会ですので駐車場が1台ってわけにはいきませんよね…。
2階建てであれば吹抜けから明るい日差しが降り注ぐなんてことも可能ですが、低層の平屋はそうはいきません。南側に建物が建っていたり、通りに面しているところに窓はつくりたくないなど…。
また、子供の頃に習った季節によって太陽の通り道が違うため採光計画は重要になってきます。
そして、すべての部屋が1階なので外からの視線が届きやすくなります。
視線が気になってカーテンを閉めたまま暗い部屋で生活することにならないよう、窓の配置計画も慎重に進めて行きましょう。
料理をすれば部屋の中に匂いが残り、換気をして部屋の空気を入れ替えたいと思ったり、春や秋は気持ち良い風を室内に取り入れたい!なんて思いますよね?
ですが、先ほどもお伝えしたように、すべての部屋が1階で外からアクセスしやすい平屋は、窓を開けたままにしたりを避けたいもの…。
採光計画同様、通風計画もしっかりできる会社を選びましょう。
ここからは、エスコネの平屋施工例をご紹介!
建築家はデメリットをどう切り抜けたのか?
☟弊社施工例のこちらの平屋は、敷地面積49.57坪・延床面積22.34坪。
限られた敷地面積の中で、建築条件を上手く採用しロフトを設け、部屋数を増やしました。
はしごではなく、固定階段にすることで生活の中で使いやすく、活きた空間となっています。
☟こちらの平屋は、敷地面積81.03坪・延床面積25.86坪。敷地面積は大きく感じますが、旗竿地のため建築できるスペースが限られてきます。
車をバックで入れたくないというお客様のご要望を受け、敷地内で車の向きを変えられるよう建築家の先生が考え、L型のお宅となりました。
リビング・ダイニングの他に3部屋を確保し、ご家族にフィットした間取りが完成しました。
☟こちらの平屋は、敷地面積65.16坪・延床面積26.30坪。北側道路、周囲3方向には隣家があり厳しい敷地条件。建ぺい率ギリギリに建物を建て、建物の中央に中庭を設けました。
外からはほとんど窓の無い住宅に見えますが、プライベートが確保されています。
中庭を介して目に入る向こう側の部屋も自分の家のため、カーテンを閉めることなく生活ができ、光も風も気持ちよく取り込むことが可能となりました。
※この平屋のYouTubeをCheck
いかがでしたでしょうか?
厳しい敷地条件の土地でも、経験豊富な建築家の先生であれば、平屋の夢も実現できる確率が高くなります。施工例などを確認して、多くの実績を持つ工務店に相談してみてはいかがでしょうか?
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