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2018.09.06
守田
昨日、天竜区二俣の秋野不矩美術館で開催されている藤森照信展を観てきました。
建築史家の藤森氏は、平成3年45歳のとき神長官守矢資料館で建築家としてデビュー。以降ナチュラルで独創的な作品を設計しています。メディアにもしばしば登場していますのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
私が藤森氏のことを知ったのは、平成10年天竜市(当時)に秋野不矩美術館がオープンしてから7年後。小高い山の頂上にストンとはめ込まれた木と土(実際は着色されたセメントモルタル)の建物、外壁から突き出した樋から水が流れていたのが印象的でした。7年の歳月を経た建物は程よく風化して自然に溶け込んでいました。
展覧会は、藤森氏が今まで設計してきた建物の写真パネルをメインに、設計過程で描かれたスケッチ、丸太をくり抜いて制作された模型、建物に頻繁に使われている建材の現物サンプルなどが展示されていました。どの作品も遊び心が満載で、写真をじっと見ていると可笑しみが湧いてきました。設計過程の分かるスケッチも興味深く、しばらく見入ってしまいました。そして、美術館そのものが藤森氏の作品であり、特に第2展示室の真っ白い部屋に入ると! ふわ~とした、 とても不思議な空間となっています。その空間に秋野不矩の日本画が存在感を持ってい展示されていて感動してしまいます。
20周年を記念して茶室「望矩楼」が建てられていました。
9月15日(土)~17日(月)に浜松市浜北区中瀬で当社S.CONNECTの完成見学会を行います。こちらも素晴らしい作品となっていますのでぜひお越しください。
詳しくはHPイベント情報をご覧ください。
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