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2018.07.12
守田
湖西市にも大雨警報が発令された日の翌日8日に、K様邸の設計を担当して頂く野村先生と袋井市北部にある建設予定地の現地確認を行いました。
敷地は93.94坪の広い平地で、北側は小高い山、南側は遠くに竹林を望むロケーションです。
都会で生活されている野村先生は、自然に囲まれているこの土地をとても気に入られた様子でしきりと「いいところですね~」とおっしゃっていました。ただ、北側の山には土砂災害特別警戒区域に指定されているエリアが存在し、前日に西日本各地で大雨による土砂災害があったばかりでしたので、より慎重になられていました。事前調査の結果、警戒区域からは外れていますが、静岡県ではがけ条例が定められていてこの山が該当するため、条例に添って設計を進めていくことになります。
今回発生した西日本豪雨は、今までにない記録的な大雨であったために各地で土砂崩れや川の氾濫が起こり、多くの方が犠牲になってしまいました。本来自然の脅威から身を守るための住宅が、自然の圧倒的なエネルギーの前には何ともなりませんでした。このような状況におかれたときには判断が難しいとは思いますが避難するしか方法はありません。
今、地球環境の悪化で今までになかったような自然災害が毎年のように起こっています。環境の悪化を食い止めるために、建築業界では4月から建築物の省エネ基準の適合義務がスタートしました。2年後の2020年には住宅もその対象になりますが、今回のような災害が起きていることを考えると、自分達に出来ることは今から実行していくことだと感じます。環境に配慮した地球にやさしい建物を造っていくことが自分達の使命と肝に銘じて仕事に取り組んでいきたいと思います。
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