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2020.12.08
古橋義一
こんにちは!
工務部の古橋です。
今回は、構造材(柱や梁や土台)などに用いられる樹種についてです。
木材には、無垢材と集成材の二種類があり、同じ樹種でも強さや見た目が
変わります。
無垢材は、木をそのまま切りだしたものなので、どの木を使うかで
強さや耐久性が異なってきます。若い木などから作られた無垢材は落ちますが、
品質の高い無垢材は集成材よりも高い耐久性をもつといわれています。
一方、集成材はコストが安く、柱や梁などの骨組みから、家具や内装まで
幅広く用いられています。規格化されていて品質が安定しており、施工の
しやすさもメリットです。
質の良い無垢材はどうしても値段が高くなるため、構造部材としては集成材が
よく使われています。規格化されているため構造計算もしやすいです。
目に見える柱だけ無垢材で、梁は集成材といった使い方をすることもあります。
全て無垢材で建てられることはほとんどありません。
無垢材は、ほどよい柔らかさからフローリングに用いられます。
柱や梁や土台などの構造材として用いる木材には、荷重や揺れにも負けない
強度が必要です。また、長い間安心して住むためには、水分や湿気に強く、
高い耐久性にある樹種を選ぶことも大切になります。土台や柱などはシロアリ
への強さという視点も忘れてはなりません。この様な背景から、日本では古くか
らヒノキやスギ、そして近年では輸入品のベイマツやベイツガといった樹種が、
構造材として用いられています。
樹種によって、様々な特徴があり面白いですね。
家づくりの基礎となる家の骨組みは、色合いや木目にもこだわりたいもの。
樹種ごとの特徴を知ることで、用途や目的にあった樹種選びができるのでは
ないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。
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