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2024.10.29
S.CONNECT
注文住宅を建てる際には、多くの方が「理想の家」を思い描くものです。その理想を実現するためには、注文住宅のオプションを活用することも一つの方法です。
必要なオプションを追加することで、標準仕様の住宅をより快適で機能的な自分好みの空間に変えることができます。しかし、「どのオプションを選択すべきか」と悩む方も多いでしょう。
この記事では、注文住宅のオプションの定義や具体的な箇所別のオプションをご紹介し、取り入れる際の判断基準についても解説します。
【目次】
・注文住宅のオプションとは
・代表的な注文住宅のオプション一覧
・注文住宅のオプションを取り入れるかの判断ポイント
・まとめ
注文住宅のオプションとは、標準仕様の設備をグレードアップし、より理想的な住まいを実現するための追加設備や仕様を指します。
標準仕様は基本的な機能や品質を備えたものですが、工務店によって内容は異なります。そのため、より快適な暮らしや自分好みの空間を求める場合には、オプションの活用がおすすめです。
ただし、オプションには追加費用が発生します。メーカーごとに種類や価格も異なるため、事前に費用を確認し、予算にあったオプションを選択することが大切です。
注文住宅のオプションはさまざまな種類があり、自分の好みにあわせた選択肢を取り入れることで、理想のデザインやライフスタイルに沿った住まいを実現できます。そのためには、どのようなオプションがあるのかを事前に把握しておくことが重要です。
ここでは、以下の注文住宅の場所ごとに、代表的なオプションをご紹介します。
キッチンは家族の食事を支える大切な空間です。快適な調理環境を整えるためのデザインや機能に関しては、以下のようにさまざまなオプションが用意されています。
詳しく解説します。
パントリーとは、食材や食器、調理器具などを収納できるスペースを指します。パントリーを設置すると、急な来客時でもキッチンを素早く片付けることができて便利です。
また、災害時用の備蓄食材を管理する場所としても活用できます。ほかにも、食品のストックを整理しやすくなるといったメリットもあります。
タッチレス水栓を導入することで、水栓に手を触れずに水を流すことができます。手をかざすことでセンサーが反応するタイプや、足元のスイッチを踏んで操作するタイプなど、さまざまな種類があります。
タッチレス水栓は調理中も手を触れずに水を出したり止めたりできるため、衛生的です。両手がふさがっている時にも簡単に操作でき、忙しいときにも役立ちます。さらに、必要な時だけ水を出せるため、節水効果も期待できます。
ビルトイン食器洗い乾燥機とは、キッチンの一部として組み込まれた食器洗い乾燥機です。市販の食器洗い乾燥機とは異なり、最初からキッチンに組み込まれているため、設置スペースが不要で、その分のスペースを効率的に活用できます。
毎日の食器洗いを自動で行ってくれるため、家事の大幅な時短にもつながります。とくに、家族が多い家庭や頻繁に料理をする家庭の場合は重宝するでしょう。
ガラストップIHは、ガラス製の天板を持つIHクッキングヒーターです。傷や汚れが付きにくく、日々のお手入れが簡単です。汚れが付いた場合でも、サッと拭き取るだけで綺麗になります。
また、天板が平らであるため鍋やフライパンを自由に動かしやすく、調理効率もアップします。
コンロやIHの口数は必要に応じて増やせるため、同時に複数の調理を進めることが多い場合は、3口コンロやIHを検討することもおすすめです。
例えば、家族の人数が多い場合や効率的に料理をしたい場合、1口や2口では物足りないこともあります。コンロを3口にすることで、同時に3つの調理ができるため、調理にかかる時間や手間も減らせます。とくに、忙しい朝の準備や複数のおかずを作る際に、その便利さを実感できるでしょう。
水無両面焼きグリルは、従来のグリルの片面焼きと比べて加熱スピードが速く、魚を裏返す手間がないため、調理時間を大幅に短縮できます。
魚を焼くだけでなく、オーブンの代わりとしてピザやグラタン、焼き菓子なども調理できます。また、水を使用しないため、後片付けも簡単です。
続いて、脱衣所や浴室に快適性を高めるためのオプションを3つご紹介します。
お風呂にゆっくりと浸かるのが好きな方の場合、浴室にテレビを設置することで、より自分の時間を楽しめるでしょう。
テレビ視聴だけでなく、Bluetooth機能を搭載し、スマートフォンと接続して音楽を楽しむことができるタイプも人気です。
ジェットバスは、浴槽の側面や底面から気泡や湯を吹き出す機能が付いたバスシステムです。血行促進やマッサージ効果、洗浄効果などが期待でき、自宅で温泉のような癒しを味わうことができます。
リラックス効果に加え、疲労回復や美容効果も期待できるため、日常の生活の質を向上させるアイテムとして役立ちます。
手元スイッチ付きのシャワーヘッドを取り付けることで、シャワーのオン・オフを手元で簡単に切り替えられるようになります。このオプションは比較的手ごろな価格で導入可能で、節水効果も期待できます。
とくに、家族が多い家庭や、シャワーを長時間使う方にとっては、便利で経済的な選択肢といえます。
トイレはコンパクトな空間ながら、毎日使用する場所であるため、快適さや利便性が重視されます。ここでは、注文住宅のトイレの使い勝手を向上させる手洗いカウンターや壁面収納などのオプションをご紹介します。
手洗いカウンターは、タンクレストイレなどの手洗い機能がないトイレにおすすめのオプションです。トイレ内で手を洗えるため、衛生面の安心感が増し、動線の効率化にもつながります。
ただし、トイレの近くに洗面台がある場合は不要なこともあるため、家の間取りや家族の生活スタイルに応じて検討すると良いでしょう。
限られたスペースのトイレは、掃除用具やトイレットペーパーなど収納するものが多い場所でもあります。壁面収納を設置することで、コンパクトなスペースでもすっきりと整理整頓できます。
壁面収納には、壁に取り付けるタイプや埋め込み式のタイプがあり、トイレの広さや形状にあわせて最適な収納方法を選ぶことができます。
玄関は家の第一印象を左右する場所であり、外部との境界となる重要なエリアです。そのため、デザインや使い勝手だけでなく、防犯性も意識したオプション選びが求められます。
ここでは、玄関の防犯性と利便性を高める宅配ボックスやテレビ付きインターホン、スマートキーといった便利なオプションをご紹介します。
宅配ボックスは、家を空ける時間が多い方に便利なオプションです。不在時でも荷物を受け取れるため、再配達の手間を省き、受け取りのストレスも軽減できます。また、対面での荷物の受け取りに抵抗がある人にもおすすめです。
宅配ボックスにはスマートフォンと連動して荷物の到着を確認できるタイプもあり、外出先からでも状況を把握できるため、柔軟な荷物の受け取りが可能です。
テレビ付きインターホンを設置することで、訪問者をモニターで確認でき、セキュリティの向上に役立ちます。不審者対策はもちろん、録画機能を備えている機種であれば、留守中の訪問者を確認することも可能です。
また、大きな画面を備えたインターホンを選ぶことで、訪問者の顔をより鮮明に確認できるため、安心感が高まります。
スマートキーは、鍵を取り出さなくてもドアの施錠・解錠ができる便利なアイテムです。ボタン一つで操作できるため、荷物を持っている時や手がふさがっている状況でもスムーズに鍵を開け閉めできます。
また、鍵の紛失リスクがなくなり、鍵の交換や再発行などの手間がかかることもないため、日常の煩わしさを軽減してくれるでしょう。
外装は、家の印象を大きく左右する重要な要素です。ここでは、ウッドデッキやカーポートなど、外装に関するオプションをご紹介します。
庭にある程度の広さがある場合、ウッドデッキを設置することで、家の外に多用途なスペースを作ることができます。例えば、子どもやペットが遊べるスペースとしての活用や、バーベキューや食事を楽しむアウトドアリビング、読書やリラックスするための空間として利用できます。
さらに、室内と庭の中間的なエリアとして、屋内外のつながりを楽しむことも可能です。
カーポートがあることで、雨の日でも濡れずに車の乗り降りができ、荷物の積み下ろしや子どもの送迎時に傘の開閉の手間を省けるため、日常の快適さが向上します。
カーポートは後付けも可能ですが、設置時には日当たりや車の大きさ、高さ、防犯対策などを事前に考慮する必要があります。そのため、カーポートの設置を考えている場合は、新築時に計画に組み込むとスムーズです。
将来的な車種の変更やライフスタイルの変化にも対応できるよう、十分なスペースを確保しておくと良いでしょう。
ほかにも、家全体の快適性を高めるためのさまざまなオプションがあります。ここでは、とくにおすすめの3つのオプションをご紹介します。
床暖房は家全体に設置するだけでなく、リビングや脱衣所など特定の場所にも導入できるため、ニーズにあわせた柔軟なオプションの選択が可能です。足元から心地よく暖まり、火を使うこともないため、小さなお子様や高齢者の方がいる家庭でも安心して使用できます。
また、エアコンのように風を起こさないため、ホコリが舞いにくく掃除も楽になるという利点もあります。
床暖房には、電気式・温水式・ガス式などの種類があります。初期費用はエアコンより高めですが、ランニングコストを抑えられる製品もあるため、トータルでのコストを考慮して選ぶことが重要です。
造作棚は市販の収納とは異なり、家のレイアウトや好みにあわせてオーダーメイドで作られる棚です。間取りにあわせて「mm単位」での設計が可能なため、限られたスペースを無駄なく有効活用できます。
また、デザインや素材も自由に選べるため、オリジナルのインテリアアイテムとしても楽しめます。収納力を高めるだけでなく、部屋全体の雰囲気作りにも役立ち、自分だけの空間を演出できるオプションの一つです。
ウォークインクローゼットは、大容量の収納スペースとして人気の高いオプションです。設置することで、衣類や雑貨の整理がしやすくなり、部屋全体をスッキリと保つことができます。さらに、服をハンガーに掛けたまま収納できるため、洗濯物をたたむ手間が省けることもメリットです。
とくに、洗濯物を取り込む場所の近くにウォークインクローゼットを配置することで、家事動線が効率化され、日常の家事負担を軽減できます。
注文住宅にオプションを追加することで、理想のデザインやライフスタイルに沿った住まいを実現できますが、希望をすべて反映すると予算を超えてしまうこともあります。そのため、オプションを採用するかどうかを判断するには、以下の3つのポイントを意識すると良いでしょう。
ここでは、一つずつ解説します。
注文住宅のオプションを選ぶ際には、まず優先順位をつけることが重要です。優先順位を決めずに希望を詰め込みすぎると、結果的に予算をオーバーしてしまう恐れがあります。そのため、「絶対に必要なもの」と「妥協できるもの」を明確にしたうえで、慎重に選びましょう。
例えば、キッチンやバスルームなど、毎日使う設備は高い優先順位に設定し、たまにしか使用しない設備や装飾は後回しにすると良いでしょう。また、家族のライフスタイルや希望も考慮しながら、バランスの取れた選択を心がけることで、長く快適に暮らせる住まいを実現できます。
>>注文住宅が予算オーバーする原因と解決策|費用を抑える方法を紹介
カタログやインターネットの情報だけでオプションを決めると、実際の使用感や見た目に差が生じ、後悔する可能性があります。そのため、事前にサンプルを取り寄せたり、ショールームやモデルハウスで実物を確認したりしてから判断することが重要です。
現物を見ることで、素材の質感や使い勝手を体感でき、納得できるオプションを選択しやすくなります。例えば、キッチンのカウンターの高さや収納スペースの使いやすさは、実際に体験してみないと分かりにくいポイントです。
また、実物を見ることで、写真やカタログではわからなかった新たな魅力を発見できるかもしれません。長年使う住宅の重要な要素を決めるためにも、しっかりと時間をかけて検討しましょう。
注文住宅のオプション選びで迷った場合は、プロにアドバイスを求めることもおすすめです。家づくりの成功・失敗事例や、最新のオプション設備に関する詳細な情報を得られるため、的確な判断がしやすくなります。
プロの意見を参考にしながら、最終的には自分たちの生活スタイルや価値観に合った選択をすることが大切です。
家づくりに不安や迷いがある場合は、ぜひエスコネクトへご相談ください。エスコネクトでは、店舗またはオンラインでご参加いただける勉強会を開催しており、オプションに関する疑問やお悩みを解決するお手伝いをさせていただきます。
注文住宅の標準仕様の設備にオプションを追加することで、より快適で機能的な空間を作り出せます。
ただし、希望するオプションをすべて取り入れると予算を超えるリスクがあるため、住む人にとって本当に必要なオプションを見極めることが重要です。
家づくりを進める中で不安や疑問が出てきた場合には、エスコネクトの「カタログ」をご覧ください。また、エスコネクトの「家づくり勉強会」へ参加されることもおすすめです。
カタログで実際の施工例を確認することや、勉強会で専門家から直接アドバイスを受けることで、必要なオプションを具体的にイメージしやすくなるでしょう。ぜひカタログや勉強会をご活用いただき、理想の住まいを実現させてください。
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