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2024.09.03

注文住宅の内装を決める手順・ポイント・失敗例・施工事例を紹介

注文住宅では、内装も自分好みに仕上げることができます。しかし、いざ建てるとなると、具体的な決め方がわからず悩むことは珍しくありません。

せっかく家を建てるなら内装はおしゃれにしたいものです。まずは施工事例を参考にイメージを固めていきましょう。

今回は、注文住宅の内装選びに役立つデザイン事例を紹介します。選び方のコツや失敗例も交えながら、理想の内装づくりに役立つ情報を見ていきましょう。

【目次】

注文住宅のおしゃれな内装デザインの事例
注文住宅の内装を決める手順4ステップ
注文住宅の内装の失敗例
注文住宅で内装を決める際のコツ・注意点
注文住宅の内装まとめ

注文住宅のおしゃれな内装デザインの事例

注文住宅の内装デザインを考える際には、施工事例を確認すると具体的なアイデアが浮かびやすくなります。ここでは、エスコネクトの施工事例をいくつか紹介します。これらのデザインを参考に自分好みの内装イメージを膨らませていきましょう。

事例1

28坪という一般的に小さいとされる延床面積のなかでも、広く感じる工夫によって、オーナー様から「28坪で十分!」と大絶賛をいただいた住宅の事例です。間取りの設計による工夫もありますが、今回は内装に関する工夫を紹介します。

1.キッチンダイニングの配置と合わせて天井に天然木と間接照明を設置し、自然と視線が奥に伸びるようにデザインしました。

2.   中庭に面した壁の色と窓のサッシを同じ色にすることで、サッシの枠が目立ちにくくなり、圧迫感が無くなります。

3. リビングの一部と中庭の壁の色・素材を合わせ、空間に広がりを持たせています。

4.各部屋をつなぐドアを壁の色と同じ色(白)にすることで、空間につながりが生まれています。

デザイン面ではカッコよさを追求し、黒・グレー・白という配色に設定しています。加えて天然木を使うことで高級感と温かみをプラスし、モダンでありながら居心地の良い空間を実現しました。

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事例2

照明や素材選びによって、空間の奥行きにこだわったデザインが特徴の事例です。具体的なポイントは以下のとおりとなります。

1. ダイニングに設置する照明に合わせて天井を掘り込み、レールが見えないようにしました。それにより、明かりが降り注ぐような照明に。

2. リビングの奥にある壁材を周りと変えることで、奥行き感を演出。壁の素材には焼き物を選択していることもポイントです。天井に設置したオレンジの照明が当たると凹凸が際立ち、おしゃれな空間に仕上げています。

3. 床の木材とソファの色味を合わせることで、空間に広がりが生まれています。

 

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事例3

和モダンのテイストを取り入れつつ、統一感のある空間設計が特徴の事例です。主にこだわったポイントは以下のとおりです。

1. こたつを楽しむためにリビングの横に和室を設置。淡い色の畳を選ぶことで、独立した空間でなくても一体感のあるテイストに仕上がっています。

2. キッチンの天井には、天然木を天井より一段下げて設置し、間接照明を入れることで天然木が浮いたようなおしゃれな印象を演出しています。間接照明の光が天井に反射するため、リビングにはあえてダウンライトを設けず、すっきりとした空間に仕上げています。部屋全体をやさしく照らすオレンジ色の柔らかい光も魅力です。

3. キッチンの壁には他の壁とは異なる素材を採用しました。色味をそろえることで空間のつながりはそのままに個性を出しています。

 

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事例4

シンプルさと個性のバランスがとれた内装デザインが特徴です。

1. 全体的に白と木材の茶色をベースにすることで、開放的な空間に仕上がりました。

2. キッチンにアクセントクロスを取り入れることで、個性と空間のメリハリを演出しています。

このように、ベースカラーを統一しつつ部分的にアクセントを加えることで、調和のとれた魅力的な空間が実現できます。

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事例5

ナチュラルなテイストを基調としながら、遊び心も取り入れた内装デザインが魅力的な事例です。

1. 全体的に白と淡い木材、グレーの組み合わせで自然体なテイストを実現しています。

2. ベースとなる木材に合わせて選ばれた家具が、空間に温かみをプラスしています。

3. 洗面台の壁に「平田タイル」を用いることで遊び心も取り入れました。

 

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注文住宅の内装を決める手順4ステップ

注文住宅の内装を決める際の手順は、主に下記の4ステップに分けられます。

【1】事例を見て全体的なテイストを決める
【2】サンプルで色味や素材感をチェックする
【3】項目ごとにカラー・素材を決める
【4】全体的にバランスを見て調整をする

それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

【1】事例を見て全体的なテイストを決める

注文住宅の内装を決める際は、全体的なテイストを決めることから始めます。どのようなテイストにするかを最初に決めることで、内装の方向性が定まるためです。

ほんの一例ですが、デザインのテイストには、下記のような種類があります。

【テイストの例】

  • ナチュラル
  • モダン
  • 和モダン
  • シンプルモダン
  • アジアン
  • ロココ調
  • ヴィンテージ
  • 北欧風
  • ブルックリン
  • 西海岸風

 

テイストを決める際は、なるべく多くの事例を見て選ぶことが大切です。ウェブサイト以外にも、ハウスメーカーのパンフレットやSNSの投稿、モデルハウスも参考にしてみてください。

エスコネクトではテイストの参考になる施工事例を多数紹介しています。モデルハウスや完成見学会、カタログ請求も対応していますので、テイストや内装選びの参考にぜひご活用ください。

>>エスコネクト施工実績
>>カタログ請求について
>>イベント・見学会情報

【2】サンプルで色味や素材感をチェックする

ハウスメーカーや建材メーカーではカットサンプルを用意しています。サンプルでは、紙のカタログでは表現することが難しい、微妙な色味や細かい凸凹も確認することが可能です

実際に見て触れることで、完成後に「イメージと違う」と後悔する事態を防ぐことができます。必ず目を通しておきましょう。

【3】項目ごとにカラー・素材を決める

実際に色味が確認できたらリビングやキッチン、浴室といった部屋ごとに、天井・壁・床・建具・設備、家具などの色や素材を決めていきます。その際は以下3つの配色を基準に決めていくことがポイントです。

配色 詳細 比率
ベースカラー ベースカラーは、全体の印象を決定する主要な色で、壁や天井、床などの内装材に使われます。ホワイト、ベージュ、グレーなど他の色と調和しやすい色が選ばれます。 70
アソートカラー アソートカラーは、ベースカラーを補完し、全体の色調に深みや豊かさを加えるための色です。家具やカーテン、ラグといった比較的広い空間に取り入れる色です。 25
アクセントカラー アクセントカラーは、空間に視覚的な興味やポイントを加えるための色です。:赤、オレンジ、ブルー、グリーンなど、明るくてはっきりした色が多く、クッション、ランプシェード、アートワーク、アクセントウォールなど、小さな面積に使われます。 5

内装にメリハリを持たせるためには、アクセントを控えめにすることが重要です。

素材については、木材やタイル調といったように素材ごとに持つイメージが異なることから、カラーと合わせて決めましょう。例えば壁紙には以下のような種類があり、それぞれのイメージは異なります。

  • クロス(壁紙)
  • 塗り壁
  • 木材
  • タイル

また、素材は見た目だけでなく、性質を把握して選ぶことも重要です。耐久性や価格、肌触りなどを総合的に考えて内装材を決めていくことをおすすめします。

【4】全体的にバランスを見て調整をする

テイストや色、素材を選んだら、全体的なバランスを見て必要に応じて調整します。例えば、「ダイニングの床、天井、壁の色は合っているものの、隣の部屋のキッチンの色と違和感がある」といった問題がある場合は、この段階で修正を行いましょう。

注文住宅の内装の失敗例

注文住宅の内装を決める際には、失敗例を参考にすることも大切です。ここでは、よくある失敗例と、それを避けるためのポイントを解説します。

開口が狭いため家具や家電が搬入できない

内装の失敗例としてよくあるのは、開口が狭くて家具や家電が搬入できないことです。

人の出入りだけではなく、搬入口でもある出入口です。置きたい家具や家電がある場合には、ちゃんと入るのかどうか確認しておく必要があります。

また、ライフステージの変化によって家族が増えた場合、その人数分に相応するテーブルや冷蔵庫、洗濯機が後から必要になることもあります。

出入口は少し余裕が持てるように、事前に考えておくことが必要です。

コンセントが足りない・届かない

コンセントの数が足りないことも、内装でのよくある失敗です。使いたい場所にコンセントがなく、延長コードを使って電源を引くと、コードが目立ってしまい内装の美しさが損なわれてしまいます。

また、電源を増やすためにタコ足配線をするケースもありますが、同様におしゃれな雰囲気を損なう原因となります。

コンセントは用途別にそれぞれの場所と高さに合わせて取り付けることがポイントです。使う家電の種類やタイミングを整理し、必要な場所に適切な数のコンセントを配置しましょう。

【コンセントの使用例】

  • キッチン/ダイニング:
    冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、トースター、電気ポット、ホットプレート、コーヒーメーカー、電気コンロなど
  • リビング:
    エアコン、空気清浄機、ロボット掃除機の基地、テレビ、ゲーム機など
  • 脱衣所/洗面所:
    ドライヤー、電動歯ブラシ、電動シェーバー、洗濯機、扇風機など
  • 寝室:
    エアコン、照明スタンド、スマホタブレット充電用、加湿器
  • 玄関:
    インテリア照明、脱臭機、電気自動車や日用工具のバッテリー

 

将来的なことを考え、歳を重ねても使いやすい位置を選ぶことも大切です。

また、コンセントが多すぎて後悔することは少ないですが、目立つ場所にたくさんあると見た目が悪くなる点にも注意しましょう。

注文住宅で内装を決める際のコツ・注意点

注文住宅の内装を決める際には、いくつかのコツや注意点があります。より満足度の高い内装デザインを実現するために、それぞれ確認していきましょう。

家族全員と相談しながら進める

内装を決めるときは、各工程で家族全員で話し合いながら進めましょう。意見がばらばらの状態では、コーディネーターに相談しても有意義な時間にならない可能性があります

また、家族での話し合いを各工程ごとに行うことで、テイストが異なりバランスの悪い内装になることを防げます。

家族の意見がまとまってきた段階で、コーディネーターを含めて話し合いを進めると効果的です。

おしゃれさだけでなく機能性も考慮する

内装はデザイン性だけでなく、機能性も重視することが大切です。おしゃれさだけを追求すると、機能性が不足したり使い勝手が悪くなったりします。

例えば、以下のような失敗例が挙げられます。

  • おしゃれなキッチンにしたら収納が少なく、使い勝手が悪かった
  • 洗面所の前の通路にデザイン性を持たせたが、その結果通路が狭くなり、朝の時間帯に家族同士が移動しようとすると体がぶつかってしまう

このようにデザインを考える際は、生活動線も考慮することが重要です。内装を決める際は現在の家に持つ不満を家族全員で事前に話し合い、住宅づくりに反映させると良いでしょう。

照明や日当たりを考慮して内装を決める

照明や日当たりは、内装の印象を大きく左右します。

部屋が東向きの場合は、日当たりがあることを前提に内装の色を選ぶことがポイントです。

逆に、あまり日が当たらない部屋なら、照明を点けた時にどのように見えるかを重視して選びましょう。

内装に使用する照明器具にはさまざま種類やデザインがあり、それぞれ見え方が異なります。照明を白い電球にするのか、オレンジの電球にするのかだけでも、内装の印象が大きく異なります。その部屋をどのような目的で部屋を使うのか、どのような印象に仕上げたいのかイメージしながら選ぶと失敗しにくくなります

また、照明の位置は家具の配置にも影響を与えるため、内装を決める際に決めておきましょう。照明の種類については、設計段階で決めるとスムーズです。

取っ手、スイッチといった細部にもこだわる

取っ手、スイッチといった細部にこだわることは、内装作りのコツの一つです。細部までこだわりがあると、その分おしゃれ感も増します。

取っ手やスイッチはそこまで高い費用は必要ありません。費用をかけずにおしゃれな内装作りができますので、コストパフォーマンスのいい方法です。

プロの視点を取り入れる

実際に住宅を建築する際は、住宅会社と打ち合わせを重ねて進めていきます。その過程で、各家庭のライフスタイルや個性を汲み取った最適な提案を受けられます。

また、自身の要望によって後悔する可能性が考えられる場合に、プロの視点から適切なアドバイスを受けられることもメリットです。テイストやカラー、素材をある程度決めておき、そのテイストを得意とする住宅会社に相談すれば、専門家の意見を取り入れた納得のいく家づくりが可能です。

万が一譲れないこだわりがある場合でも、プロのアドバイスをもらうことで、より洗練された機能的で美しい内装デザインが実現できるでしょう。

注文住宅の内装まとめ

注文住宅の内装を決める際は、今回紹介した4つのステップを参考にし、注意点やコツも踏まえて検討しましょう。

内装の参考となる事例を見ながら、家族と話し合いながら進めることもポイントです。ほかにも、コンセントの位置や数、照明や日当たりの考慮、機能性とデザイン性のバランスなど、細かな点にも注意を払うことで、長く快適に暮らせる理想の住まいに近づきます。

エスコネクトでは、今回紹介した施工事例のほかにも、カタログやモデルハウス、完成見学会でのご案内をしています。内装選びにお悩みの方は、理想の住まいづくりの参考としてお役立てください。

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