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2024.09.03
S.CONNECT
注文住宅を建てるには、土地代や建築費用以外にも、さまざまな諸費用がかかります。これらの諸費用は予想以上に高額になることも考えられるため、事前に把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、注文住宅の諸費用の相場と、その内訳を解説します。今後の資金計画を立てるための参考にしてください。
【目次】
・注文住宅の諸費用とは?
・注文住宅にかかる諸費用の目安は総額の10~12%
・注文住宅の建築にかかる諸費用の内訳一覧
・注文住宅に関するお金のあれこれはエスコネクトの勉強会へ
注文住宅の諸費用とは、土地代と住宅建築費用以外にかかるコストを指します。これらの費用は、住宅購入の過程で発生するさまざまな手続きや作業に関連するものです。
なお、基本的に諸費用は住宅ローンで賄うのではなく現金で支払うため、別途用意しておく必要があります。金額や支払うタイミングは項目ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。
一部の金融機関では、諸費用を住宅ローンに含めるプランも提供していますが、借りられる金額には上限があるため、余裕を持った資金計画が重要です。予期せぬ出費に備えるためにも、諸費用について十分に理解し、準備をしておきましょう。
注文住宅にかかる諸費用の目安は、建築費と土地代を合わせた額の10~12%程度が一般的です。総額に対する諸費用の目安は、以下の表のとおりとなります。
総額 (建築費+土地代) |
3,000万円 | 3,500万円 | 4,000万円 | 5,000万円 |
諸費用の目安 (10~12%) |
300~360万円 | 350~420万円 | 400~480万円 | 500~600万円 |
ただし、これらの諸費用の目安金額には、引っ越し費用や各家電購入費用などは含まれていません。
金額も大まかな目安であり、選択する土地や住宅の特性、地域の事情、個人の要望、各種軽減措置の適用などによって、諸費用は大きく変動します。具体的な計画を立てる際には、専門家に相談することを検討しましょう。
注文住宅の建築にかかる諸費用は、大きく分けて「土地の購入にかかる費用」「家の建築にかかる費用」「住宅ローンの利用にかかる費用」の3つです。
それぞれの費用について、具体的な内訳と相場を見ていきましょう。これらの費用を事前に把握することで、より正確な資金計画を立てることができます。
<土地の購入にかかる諸費用>
<家の建築にかかる諸費用>
<住宅ローンの利用でかかる諸費用>
土地購入時には、仲介手数料や登記費用、印紙税のほか、古い家が残っている場合は、解体工事費用が発生します。それぞれの詳細については以下のとおりです。
仲介手数料 | 土地販売の仲介業者に対して払う手数料(購入する価格により額は異なる)
売買価格200万円以下:物件価格×5%×1.1(消費税) 売買価格200万円超400万円以下:(物件価格×4%+2万円)×1.1(消費税) 売買価格400万円超:(物件価格×3%+6万円)×1.1(消費税) |
登記費用 | 所有権移転登記に必要な登録免許税
土地評価額×1.5%(2026年3月31日までの登記で適用される軽減措置の場合) ※司法書士に依頼する場合は報酬として+「~10万円」が相場 |
印紙税 | 土地の売買契約書面に貼る印紙代
※軽減措置が適用された場合(2027年3月31日までに作成される契約書に適用)
出典元:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7108.htm |
解体工事費用
(古家を撤去しなければならない場合) |
既存の古家解体撤去の費用(大きさや構造により額は異なる)
相場:150~300万円 |
家の建築時には、地盤調査費用やライフライン引き込み費用、建築確認費用以外にも、登記費用や印紙税がかかります。それぞれの詳細は以下のとおりとなります。
地盤調査・補強費用 | 建築の際の地盤を調査し、改良が必要な場合に発生する費用
地盤調査:5万円前後 地盤補強:1坪あたり2~5万円前後が相場(工法による) |
下水道ガスなどライフライン引込費用 | 水道管や都市ガスの引き込みにかかる費用
上下水道引き込み工事 :60万~100万円程度 都市ガスの引き込み工事:20万円程度 |
建築確認申請費用 | 建築基準法に設計が合致しているかを確認する申請書の申請費用
相場:15~30万円 |
登記費用 | 建物の所有権を登記する際の登録免許税
建物の不動産額の0.15%(2026年3月31日までの登記で適用される軽減措置の場合) ※司法書士に依頼する場合は報酬として+「~6万円」が相場 |
印紙税 | 建設工事の請負契約書面に貼る印紙代
※軽減措置が適用された場合(2027年3月31日までに作成される契約書に適用)
出典元:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7108.htm |
その他かかる費用 | <水道加入金>水道設備費を一部負担する目的で徴収される費用
<地鎮祭>建物の建築前に行う儀式の費用。5万円前後
<上棟式>建物の骨組みが完成した際に実施する儀式
など |
住宅ローン契約時には契約書作成のための費用など、以下の諸費用が発生します。
ローン保証料 | ローンを組む際に保証会社に対して支払う費用
借入額×2.2%(2%+税) ※一括払いの場合の目安 |
登記費用 | 抵当権設定登記にかかる費用
借入額×0.1%(2026年3月31日までの登記で適用される軽減措置の場合) ※司法書士に依頼する場合は報酬として+「~10万円」が相場 |
火災保険料 | 火災保険に加入する場合の費用
目安:15万〜40万円程度 |
地震保険料 | 地震保険に加入する場合の費用
目安:1,000万円あたり5万円前後 |
>>注文住宅を建てる際の住宅ローンを組む流れ・疑問・注意点を解説!
注文住宅を建てる際には、土地や建物建築のお金以外にかかる諸費用も含めた綿密な資金計画が必要です。この記事で紹介した諸費用の内訳と相場を参考に、自身の状況に合わせた計画を立てましょう。
一方、注文住宅の建築にかかる費用は多岐にわたり、個人ですべてを把握し適切な計画を立てるのは困難です。また、実際のところ20代・30代で諸費用を用意できるケースは多くありませんが、正しい予算設定や住宅ローンの借り方などにより、諸費用を用意しなくても家づくりをスタートできる可能性があります。注文住宅に関するお悩みは、一度プロに相談してみるのがおすすめです。
エスコネクトでは、「家づくりの勉強会」を毎日(水曜日定休日)開催しています。この勉強会では、注文住宅建築にかかる費用の詳細や資金計画の立て方など、家づくりにおいて知っておきたい基礎知識を専門家から直接学ぶことができます。
さらに、この勉強会はオンラインで参加できるため、仕事終わりや小さな子供がいる人も安心して参加しやすいことも特徴です。自宅からでも気軽に住宅に関する知識が深められます。注文住宅建築を検討されている方は、ぜひお気軽にご参加ください。
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