住宅の購入を検討している方のなかには、注文住宅と建売住宅のどちらにすべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

注文住宅には、自分の理想やライフスタイルに合わせた家を建てられるメリットがあります。一方でコストがかかりやすく建築期間も長いといった点がデメリットです。

この記事では注文住宅のメリットとデメリットを紹介します。注文住宅の良さを実感しやすい人と実感しにくい人の特徴についても解説していますので、注文住宅と建売住宅で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

【目次】

・注文住宅のメリット
・注文住宅のデメリット
・注文住宅の良さを実感できる人とは
・まとめ

注文住宅のメリット

注文住宅の主なメリットは以下のとおりです。

• 希望条件を反映できる
• 希望に沿った場所に家を建てやすい
• 予算の調整がしやすい
• 建築過程を確認できる

それぞれ見ていきましょう。

希望条件を反映できる

注文住宅にする一番のメリットは、自身や家族の好み・暮らしに合わせて間取りや内装・外観のデザイン、設備など、希望条件を反映した家づくりができることです。理想の住まいを実現できるのは、注文住宅ならではと言えるでしょう。

下記のような希望条件も、注文住宅なら実現できます。

＜希望条件の例＞

• 子ども部屋が2部屋欲しい
• 車を2台、バイクを1台置ける駐車場が欲しい
• 子どもの送り迎えをしやすい位置に駐輪場が欲しい
• 料理が楽しくなるような、お洒落で使い勝手の良いキッチンを設置したい
• 広々としたリビングをつくり、家族がくつろげる空間をつくりたい
• 書斎を設け、集中して作業ができる環境を整えたい
• 庭にガーデニングスペースを設けたい

希望に沿った場所に家を建てやすい

注文住宅であれば、空いている土地から条件に合う場所を見つけて、自由に家を建てられます。一方、建売住宅はすでに建てられた状態で選ぶため「間取りや内装は好みだが立地条件が合わない」といったケースも珍しくありません。

下記のような、土地の希望に沿った場所に家が建てられることも注文住宅ならではのメリットといえるでしょう。

＜土地の希望例＞

• 通勤、通学に便利な場所
• 自然があふれている場所
• 日当たりが良い場所
• 静かで落ち着いた住宅街
• スーパーや病院など生活に必要な施設が近い場所

予算の調整がしやすい

注文住宅は、建材や設備、間取りなどを一通り自分で決めることが可能です。そのため、予算に限りがあっても、建材や設備のグレードを調整することで、納得のいく住宅を建てられます。事前に担当者へ予算を伝え、予算内に収まるプランを提案してもらいましょう。

なお、予算内で理想の家づくりを実現するためには、「必ず必要なもの」と「あったら嬉しいもの」に分け、それぞれに優先順位を付けることが重要です。予算オーバーした際には、まず「必ず必要なもの」を確保し、そのうえで「あったら嬉しいもの」を調整していくと、建てたあとに後悔することが少なく済むでしょう。

＞＞注文住宅が予算オーバーする原因と解決策｜費用を抑える方法を紹介

建築過程を確認できる

注文住宅は、更地の状態から家が完成するまでの過程を見ることができます。建築途中で気になる点があれば現場監督に確認しやすいことから、安心感があります。

また、打ち合わせや間取り図でイメージしていた家が少しずつ家の形になる感動は、完成済みの建売住宅では体験できません。建築過程が確認できて家に愛着がわきやすいことも、注文住宅ならではメリットです。

注文住宅のデメリット

注文住宅を検討する際には、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。注文住宅の主なデメリットは以下のとおりです。

• 住み始められるに時間がかかる
• 決めることが多く面倒に感じるケースがある
• 費用が高額になりやすい

一つずつ見ていきましょう。

住み始められるに時間がかかる

注文住宅は家を建てるまでに何度も打ち合わせする必要があるため、実際に住み始めるまでに1年前後かかることも珍しくありません。

一方の建売住宅は、すでに完成済みの物件に引っ越すだけなので、タイミングが良ければ1ヶ月ほどで住み始められます。

そのため、注文住宅を検討しているなら住み始めたいタイミングから逆算して、早めに工務店に相談しましょう。事前に希望条件や予算を決めておくと、その後の話もスムーズに進められます。

決めることが多く面倒に感じるケースがある

注文住宅は土地や工務店を探すところから始まり、その後も外観や内装、設備などを自由に決められます。しかし、細かい部分まですべてを考える必要があるため、場合によっては打ち合わせが面倒に感じて途中でモチベーションが下がることも珍しくありません。

ただし、じっくり検討することで、自分たちの理想とする家を実現しやすくなります。また、こだわりのある箇所に時間をかけ、あまりこだわりのない部分は考える時間を減らす方法もあります。

費用が高額になりやすい

注文住宅は建材や設備のグレードを自由に決められるため、予算の見通しがつきにくく、結果的に費用が高額になってしまうケースがあります。「キッチンのグレードを上げたい」「バルコニーも作りたい」といったように希望が増えてくると、どうしても予算オーバーしやすいでしょう。

予算内に収めるためには、あらかじめ優先順位を明確にしておくことが大切です。金額をかけたい部分や妥協してもいいところを決めておきましょう。

エスコネクトでは、費用に関する悩みなど注文住宅に関する疑問を解決するための勉強会を実施中です。家づくりの基本的な知識から、建築費用を安く仕上げる方法なども解説しています。

オフライン・オンラインともに開催しているので、「注文住宅に興味があるけど手に届かなそう」といったお悩みを持つ方は、ぜひお気軽にご参加ください。

＞＞エスコネクトの詳細はこちら

注文住宅の良さを実感できる人とは

注文住宅のメリットとデメリットを踏まえて、注文住宅の良さを実感できる人と、そうでない人の特徴を、以下の表にまとめました。

理想とする暮らしが明確に決まっており、家族のライフスタイルや家族らしさに合わせた家づくりを求める人は注文住宅がおすすめです。設計していく段階から家が出来上がっていく過程を楽しみやすいことから、時間がかかっても結果的に満足しやすいでしょう。

一方、手間や時間をかけずに迅速に入居したい人や、なるべくコストを抑えたいと思うなら、注文住宅の良さは実感しにくく、建売住宅の方が適しているかもしれません。

家づくりで後悔しないためにも、注文住宅のメリットとデメリットの両方を把握しておきましょう。

＞＞注文住宅の設計で後悔しやすいポイント一覧｜家づくりで失敗しないためにできることを紹介

まとめ

注文住宅には、好みにあわせて間取りやデザインを決められたり、希望に沿った場所に家を建てられたりするメリットがあります。一方、暮らし始められるまでに時間がかかり、費用が高額になりやすいといったデメリットも覚えておきましょう。

家づくりをご検討中の方は、注文住宅のメリットとデメリットを把握したうえで、注文住宅の良さを実感できるかを基準に判断してみてください。

エスコネクトの勉強会では、注文住宅を建てる際に気を付けなければいけないポイント等を詳しくご説明します。

オンライン開催のため、小さなお子様がいる家庭や共働きのご夫婦でも安心して参加できます。無理な営業は一切行いませんので、お気軽にご相談ください。エスコネクトの勉強会で、理想の家づくりを実現しましょう。

＞＞エスコネクトについて詳しくはこちら