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2024.08.06

注文住宅の費用をシミュレーション!準備しておきたい6つの情報とは

自由に設計できる注文住宅は理想の住まいを実現できますが、どれぐらいの費用がかかるのか気になる人も多いのではないでしょうか。住宅ローンの無理のない返済計画を立てるためには、費用シミュレーションが役立ちます。

今回は、注文住宅の費用を知りたい方に向けて、シミュレーションの前に準備しておきたい6つの情報を解説します。シミュレーションのやり方も紹介していますので、注文住宅の購入を検討する際の参考にしてみてください。

【目次】

注文住宅の費用シミュレーションに揃えておくべき情報
注文住宅の総費用をシミュレーションしてみよう
注文住宅の施工実績から費用感をつかもう
注文住宅の費用シミュレーションはプロに相談を

注文住宅の費用シミュレーションに揃えておくべき情報

注文住宅の費用シミュレーションを行うためには、事前に下記の情報を準備する必要があります。

  • 用意できる自己資金額(頭金)
  • 年収
  • 無理なく返済できる月々の返済額
  • 定年までの期間
  • 建てたい家の相場
  • 建てたい土地の価格

それぞれどのように準備するのか詳しく見ていきましょう。

【1】用意できる自己資金額(頭金)

注文住宅の費用をシミュレーションするうえで、まず把握すべきは「用意できる自己資金額(頭金)」です。

自己資金額(頭金)が多ければ住宅ローンの借入額を減らせるため、その後の返済の負担を軽減できます。

ただし、緊急時や予期せぬ出費に備えるためには、一定額の自己資金を残しておくと安心です。自己資金(頭金)によって家計が圧迫されることのないよう、無理のない範囲で準備できる金額を考えましょう。

また、頭金の用意が難しい場合でも住宅ローンを組むことは可能です。とくに住宅ローンの金利は、消費者金融で借りる際の金利14.97%(※)と比べると安いため、無理して頭金を用意して家計が悪化するよりも経済的リスクが少ないでしょう。

さらに、住宅ローン控除の恩恵を最大限受けられます。返済計画を立てる際は、頭金を用意するメリットやデメリットだけでなく、ライフプランに必要な資金なども考慮しましょう。

※出典元:令和6年4月発行 月次統計資料|日本貸金業協会(住宅向を除く無担保貸付)

【2】年収

借入可能な金額を算出するには、住宅ローンを返済する方の年収を知っておく必要があります。 夫婦で住宅ローンを返済する場合は、2人の年収の合計金額の情報が必要です。 年収は源泉徴収票や1年分の給与明細の計算などで確認できます。

【3】無理なく返済できる月々の返済額

注文住宅の建築計画には、住宅ローンの返済額以外にも教育費や老後の生活費など、将来必要になるお金も考慮すべきです。

家を建てた後に必要になるお金がどれぐらいかかるのかも試算し、家計全体のバランスを考えたうえで無理なく月々支払える返済額を決めましょう。

一般的に、「年収の25%÷12ヵ月」が負担なく返済できる月々の借入額と言われています。例えば年収が500万円の場合は、そのうちの25%が125万円となるため、「125万円÷12ヵ月」となり、約104,167円 が無理のない月々の返済額となります。

しかし、実際に適切な返済額はご家庭の状況によって異なるため、収入や支出、将来の計画や目標に合わせて個別に返済額を決めることが大切です。

【4】定年までの期間

一般的に定年になると収入が減少し、返済の負担が増えるため、住宅ローンの返済プランは、定年までに完済できるように組むことが望ましいと言われています。そのため、事前に定年までの期間がどれぐらいなのかも把握しておきましょう。

定年までにローンを完済しておけば、定年後の生活費軽減につながり、安定した生活が確保しやすくなります。

ただし、住宅ローンを組むタイミングや家庭の状況によっては、定年までに完済することが難しい場合があるかもしれません。 その場合は、定年後でも無理なく用意できる返済資金を計算し、長期的な視野で返済計画を立てる必要があります。

【5】建てたい家の相場

国土交通省が実施した「住宅市場動向調査(令和4年度)」によると、注文住宅の建築費用(土地代を除く)は全国平均で3,935万円、三大都市圏で4,504万円という結果が出ています。これらの金額はあくまでも平均の目安となるため、実際の建築費用がどれぐらいかかるのか知りたい人は、下記の方法で調べてみましょう。

家の相場の調べ方 詳細
不動産ポータルサイトの利用 全国の情報が集約したサイトで、エリアごとに新築一戸建ての価格相場が表示される(注文住宅に限らないため大まかな相場)
建築会社への相談(見積もり) 希望条件を反映した見積もりが作成されるため、実際の価格に近い費用を把握できる
建築相談会や勉強会への参加・住宅展示場の見学 建築相談会や勉強会への参加、住宅展示場の見学で建築会社の方と直接話をして相場をつかむ方法

(展示されているモデルハウスを参考にすることもできる)

インターネットでの情報収集 建築会社のホームページやSNSなど、実際に建てられた注文住宅の費用が掲載されているケースがある

このうち建築相談会や勉強会、住宅展示場への参加は、実際に間取りや内装なども確認でき、ご自身の希望条件と照らし合わせながら相場を確認できます。

エスコネクトでも毎日、1日3回のタイミングで「家づくりの勉強会」を実施中です。Zoomによるオンラインでのご参加も可能なので、気になる方はお気軽にご参加ください。

>>家づくりの勉強会について

【6】建てたい土地の価格

注文住宅を建てるための土地を探す場合は、住みたいエリアの土地の相場を把握しておきましょう。 土地の相場は以下の方法で調べることができます。

土地の相場の調べ方 詳細
不動産ポータルサイトの利用 全国の不動産・土地情報を集約したサイトで、販売中の土地の価格を調べることができる
地元の住宅会社への相談 地域の市場動向を把握しているため、適切なアドバイスや情報提供をしてくれる可能性がある
地価公示価格の確認 国土交通省が毎年公表する土地の価格情報で、その地域の不動産市場の状況や需要動向が反映されている

>不動産情報ライブラリ

最も簡単に土地の相場を把握できる方法は、不動産ポータルサイトを確認することです。住みたいエリア別に販売されている土地の広さや価格を把握できます。候補のエリアが複数ある場合も全国の販売情報を検索できるため、それぞれ比較しやすいでしょう。

一方、詳細な土地の価格や情報を知りたい場合は、地域に精通した地元の住宅会社への相談もおすすめです。地元の住宅会社はローカルネットワークを活かした土地情報源を多く持っており、希望条件に合った土地が見つかる可能性もあります。

注文住宅の総費用をシミュレーションしてみよう

ここまで解説した「注文住宅の費用シミュレーションに揃えておくべき情報」をもとに、実際に注文住宅の総費用がどれぐらいかかるのかをシミュレーションをしてみましょう。

まず、上記で紹介した方法で建てたい家と土地の相場を調べます。 その合計に諸費用を足すことで、注文住宅を建てる際の総額が算出できます。

諸費用は総額の10~12%と言われており、 建物と土地の総額が3,000万円とした場合、諸費用は300~360万円となります。このことから、注文住宅を建てる際の総額は3,300~3,360万円であることがわかります。

ここでは仮に3,300万円を基準にして、金利を含めた総返済額を確認していきましょう。

■シミュレーション条件

総額(建物、土地、諸費用の合計) 3,300万円
用意できる自己資金額(頭金) 660~825万円

※住宅購入価格(総額)の20~25%程度

定年までの期間 35年
住宅ローンの返済期間・金利 35年、年1.820%(※)
返済方法 元利均等返済(毎月一定の返済)
ボーナス返済払い なし
年収 500万円
無理なく返済できる月々の返済額 約104,167円

※年収の25%÷12ヵ月

※フラット35(最頻金利、全期間同一の場合、2024年4月時点の金利):https://www.flat35.com/loan/flat35/index.html

■シミュレーション結果

自己資金額(頭金) 総返済額 月額返済額 支払利息総額
20% 3,572 万円 8.6 万円 932万円
25% 3,349 万円 8万円 825万円

シミュレーションによって算出された月額返済額は8~8.6万円となり、年収500万円の方が無理なく返済できる月あたりの返済額「約104,167円」よりも低い結果となりました。

なお、個人での計算は複雑なため、金利シミュレーションツールの活用がおすすめです。

シミュレーションツールでは、「総額(建物、土地、諸費用の合計)」から「用意できる自己資金額(頭金)」を差し引いた額を入力することで、総返済額などが自動で計算されます。

今回の例で言えば、「3,300万円-660万円・825万円」となり、2640万円と2475万円のそれぞれをツールに入力するだけで返済額が表示されます。

>>注文住宅を建てる際の住宅ローンを組む流れ・疑問・注意点を解説!

注文住宅の施工実績から費用感をつかもう

ここからは、エスコネクトが実際に施工した住まい(モデルハウス)とその費用をご紹介します。注文住宅の費用感をつかむのにご活用ください。

2,480万(土地代を除く建築費)

 

 

価格(税抜) 2,480万(土地代を除く建築費)
間取り 敷地面積:44.57坪

延床面積:34.29坪

性能 ・耐震等級3(最高等級)

・耐風等級2(最高等級)

・C値標準0.5未満(どれくらいの”すき間”があるのかを示す)

・第一種換気システム(24時間の換気)

・長期優良住宅(国が定めた制度の基準に適合している住宅)

コンセプト 心地よく働き、思いきり遊べる家

湖西市の美しい眺望を活かすために建築家が何度も訪れてシミュレーションを行いました。

LDKには新しい提案を盛り込み、「食事の時間」と「リラックスする時間」それぞれの時間を心地よく過ごせるように、ダイニングキッチンとリビングが計画的に分けられています。ハイエンドホテルのような体験が日常的に楽しめる設計です。

ダイニングの窓からは浜名湖や湖西連峰の景色が楽しめます。

>>【期間限定公開】モデルハウス◆心地よく働き、思いきり遊べる家 @湖西市鷲津

2,500万(土地代を除く建築費)

 

価格(税抜) 2,500万(土地代を除く建築費)
間取り 敷地面積:48.30坪

延床面積:30.99坪

性能 ・耐震等級3(最高等級)

・耐風等級2(最高等級)

・C値標準0.5未満(どれくらいの”すき間”があるのかを示す)

・第一種換気システム(24時間の換気)

・長期優良住宅(国が定めた制度の基準に適合している住宅)

コンセプト 外界を閉じ、自然界に開く家

「外界を閉じ、自然界に開く家」がコンセプトの住まいです。車の走行音や人の往来を感じ、大型店舗が隣接する環境下ですが、視線が気にならないよう日当たりの良い東南角にはリビングを配置せず、浴室や洗面・トイレを配置。外の喧騒や視線を遮断することで、リラックスして過ごせる空間としています。

外界を閉じた空間でも明るさと開放感を保つために、ダウンリビング、宙に浮かぶグリーンテラス、木張り天井などを取り入れた上下に広がる立体空間を活用。自然光が差し込む明るい空間を実現しました。

>>大好評!モデルハウス 期間限定公開中 @浜松市中央区志都呂

注文住宅の費用シミュレーションはプロに相談を

無理のないローンの返済計画を立てるためには、費用シミュレーションが役立ちます。シミュレーションは自力で行うこともできますが、計算が煩雑で手間もかかるでしょう。

注文住宅の建築にどれくらいの費用がかかるのか正確に知りたい方は、住宅会社への相談がおすすめです。

しかし、まだ検討段階なのに、いきなり相談をすることにハードルを感じる人もいるかもしれません。

そのような方におすすめなのがエスコネクトの勉強会です。勉強会は水曜定休を除いて毎日3回開催しており、「建築費用を抑える方法」「建築費用を抑えられる時期」「お得な土地の探し方」といった家づくりに役立つ情報を共有しています。

もちろん住宅ローンの資金シミュレーションも実施しており、オンラインの参加も可能です。無理な営業などは一切しませんので、家づくりにおける不安解消の場としてお気軽にご相談ください。

>>エスコネの『家づくり勉強会』についてはこちら

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