マイホームを検討している子育て世代にとって、どの小学校区を選ぶかは重要なポイントになります。そこでこの記事では、愛知県豊橋市の学区や小学校の特徴をエリアごとにまとめてご紹介します。

エリアごとの家づくりのポイントにも触れていますので、ぜひお役立てください。

【目次】

・中央部の人気学区
・東部の人気学区
・南部の人気学区
・西部の人気学区
・北部の人気学区
・豊橋市での住まいづくりは「エスコネクト」にお任せください

中央部の人気学区

豊橋市は中央部・西部・東部・南部・北部の5つのエリアに分かれています。中央部は、豊橋駅がある豊橋市の中心地です。市役所や商店街、複合施設もあり、利便性の高い地域です。

八町校区

八町校区は、飽海町や旭本町などが該当する校区です。八町小学校は、2023年時点で308名の生徒が通っています。日本の公立小学校初となるイマージョン教育コースを設けているところが特徴です。

イマージョン教育コースは英語でのコミュニケーションを長所と考え、グローバル社会で活躍する子どもを育成することを目的としており、全国から多くの視察が来る新しい小学校の形を実現しています。また、八町小学校は、ユネスコの理念を実現する「ユネスコスクール」でもあり、平和や国際的な連携にも重きを置いています。

栄校区

栄校区は字松並や字北丘の一部、北山町などが該当する文教地区です。栄小学校は学校教育目標である「生きる勇気と力と夢を」の具現化を目指した教育を行っています。栄小学校も「ユネスコスクール」であり、あいさつ運動や心に残る授業の実践に取り組んでいます。

松山校区

八町小学校よりも豊橋駅に近いのが、駅前大通1丁目から駅前大通3丁目などが該当する松山校区です。松山小学校は2023年時点で264名の生徒が通っています。主体性のある子どもの育成や体力づくりなどに力を入れています。

中央部での家づくりのポイント

中央部は豊橋駅があり、利便性の高さが大きな魅力です。2022年の平均坪単価は548,333円（豊橋駅より1,500m地点）と豊橋市内では高くなっています。土地購入費と建物本体費のバランスを意識した家づくりが必要でしょう。

また、市街地である松山小学校区は豊橋市の中で犯罪発生件数が高いエリアです。豊橋市では安全で安心なまちづくり行動計画を施策して取り組んでいますが、もし松山小学校区内でマイホームを検討される場合は、家づくりの時点でセキュリティ対策や防犯対策を取り入れて安心して暮らせる環境を作りましょう。

参考元：豊橋市『豊橋市立小・中学校通学区域早見表』

参考元：豊橋市『豊橋はこんなまち』

参考元：豊橋市教育委員会『豊橋市立八町小学校イマージョン教育コース入級要項（令和６年度）』

参考元：豊橋市『第5次豊橋市 安全で安心なまちづくり行動計画』

東部の人気学区

東部は総合動植物公園や自然史博物館、岩田運動公園など文教施設が複数ある地域です。

東部の代表的な学区は、二川小校区と谷川小校区です。

二川小校区

二川小校区は字上ノ山の一部や雲谷町の字ハシズメ、字橋詰などが該当地域で、二川小学校は豊かな自然に囲まれた150年以上の歴史がある小学校です。自然を生活科や理科などの学習の場として活用しています。

 谷川小校区

谷川小校区は字上ノ山の一部や字川通、字堂ノ前、字八尻などが該当地域です。谷川小学校では地域の人々とのふれあいを深める活動や地域の自然を教材とした授業を行っているところが特徴で、豊かな自然環境を活かしながら、一人一人が生き生きと活動できる場を設けています。

東部での家づくりのポイント

東部は豊橋駅へのアクセスの良さと豊かな自然のバランスが取れた地域です。比較的静かな住宅街が広がっており、ファミリー層に人気があります。豊橋駅周辺と比較すると、広い土地が検討しやすいでしょう。

一方で、検討するエリアによっては河川や山が近くなり、災害リスクが高くなる可能性があります。豊橋市が公開している防災マップを確認しながら、安全性の高いエリアを選定するといいでしょう。

参考元：豊橋市『豊橋市立小・中学校通学区域早見表』

参考元：豊橋市『第１章　豊橋市の景観特性』

参考元：豊橋市『防災マップ（ハザードマップ）』

南部の人気学区

南部は国立大学法人豊橋技術科学大学を中心に、産・学・官が連携して「サイエンスクリエイト21計画」が進められている地域です。

南部の代表的な学区は、富士見台校区と大清水校区、野依校区です。

富士見台校区

富士見台校区は老津町や西赤沢町字深山の一部、富士見台1丁目～6丁目などが該当地域です。富士見台小学校は豊橋レイクタウン内にあり、特色のある行事としてりんご皮むき大会を行っています。

大清水校区

大清水校区は南大清水町字藤ヶ谷や字富士見の一部、野依台2丁目などが該当地域です。大清水小学校には2023年時点で251名の生徒が通っています。一般的な教育に加えて、地域の活動やデジタル教育に力を入れているところが特徴です。

野依校区

野依校区は野依町の一部が該当地域です。野依小学校は150年の歴史があります。1992年に校舎を移転しており、情報ステーションやオープンスペースなどの設備が揃っています。

南部での家づくりのポイント

南部は野依インターチェンジや国道23号が通っており、車での移動に便利な地域です。豊橋駅方面は豊橋鉄道渥美線を利用でき、市街地にアクセスしやすくなっています。豊橋レイクタウンや野依台などの住宅地もあり、住まいを検討しやすい地域です。

一方で、国道42号線沿いを始め海に面している地域もあるため、災害リスクを念頭に置いて土地を検討する必要があるでしょう。

参考元：豊橋市『豊橋市立小・中学校通学区域早見表』

参考元：豊橋市『豊橋はこんなまち』

西部の人気学区

西部は、臨海工業地帯が形成されている地域です。豊橋市のスポーツの拠点である豊橋総合スポーツ公園や豊橋市民病院などの施設もあり、工業と暮らしを両立する地域に成長しています。

西部の代表的な学区は、牟呂校区と磯辺校区です。

牟呂校区

牟呂校区は神野新田町の一部や神野ふ頭町、神野西町1丁目などが該当地域です。牟呂小学校には、国際学級や院内学級（豊橋市民病院内）があるところが特徴です。子供が生き生きと学べる学校を目指して、社会性や学力の習得に取り組んでいます。

磯辺校区

磯辺校区は、神野新田町や向草間町などの一部が該当地域です。磯辺小学校には、2023年時点で578名の生徒が通っています。愛知県青少年赤十字の加盟校で、奉仕活動や上級生と下級生の交流にも力を入れています。

西部での家づくりのポイント

西部は豊川橋南インターチェンジがあり、高速道路を利用しやすい地域です。路線バスを利用すると豊橋駅方面にもアクセスしやすくなっています。牟呂坂津地区では豊橋市による区画整理が行われており、住宅が増えていく見込みです。

西部は三河湾に接しているエリアと市民病院近隣エリアで利便性が異なるので、重視したいポイントを押さえて家づくりをするといいでしょう。

参考元：豊橋市『豊橋市立小・中学校通学区域早見表』

参考元：豊橋市『豊橋はこんなまち』

参考元：豊橋市『牟呂坂津　宅地（保留地）分譲について』

参考元：豊橋市『施行中の土地区画整理事業について』

北部の人気学区

玉川校区

北部の代表的な学区は玉川校区で、東森岡1丁目や東森岡2丁目などが該当地域です。玉川小学校には、全校生徒が300人ほど通っています。校内には農園やビオトープがあり、自然豊かな環境で教育を受けられます。

北部での家づくりのポイント

北部は多くが丘陵地帯で、果樹栽培がさかんな地域です。自然豊かな環境で暮らしたい人に向いています。エリアによっては土砂災害のリスクが高くなるので、あらかじめ確認をして安心して暮らせる地域を選びましょう。

参考元：豊橋市『豊橋市立小・中学校通学区域早見表』

参考元：豊橋市『豊橋はこんなまち』

参考元：愛知県『５－１ 洪水の発生状況』

豊橋市での住まいづくりは「エスコネクト」にお任せください

今回は、豊橋市のエリアごとに代表的な学区と家づくりのポイントをご紹介しました。豊橋市で家づくりをするときは、土地選びと納得できる計画が大切です。

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記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。