静岡県湖西市で注文住宅を建てる場合に、どのくらいの建築費用が必要かをご存じでしょうか。家は人生で大きな買い物のひとつです。せっかくだからと希望を詰め込みすぎると、返済計画にも無理が生じてしまいます。本記事では、年収を踏まえて建てるべき住宅のコストやクオリティについて紹介しましょう。湖西市で家づくりを検討中の方は、建築相場や坪単価などの情報も、ぜひお役立てください。

【目次】

湖西市の特徴
ローンを組むうえでの注意点
年収を踏まえた家づくりのコツ
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湖西市の特徴

静岡県最西端にある湖西市は、自然豊かな街です。愛知県との県境に連なっている湖西連峰には、ハイキングやトレッキングなどを楽しむ人々が集まり、鷲津漁港では新鮮な魚介類が水揚げされています。このように山や海に囲まれた湖西市は、美しい自然を身近に感じられることが魅力です。

湖西市は年間を通して暖かく、冬でも晴れた日が多いなど、気候にも恵まれています。湖西市を含む静岡県西部では、日照時間が長いことも特徴のひとつです。

湖西市の建築相場・坪単価

2021年度のフラット35利用者調査を参考に、静岡県で土地付き注文住宅を購入した世帯の費用相場を見ていきましょう。静岡県全体の平均として、建築費用は30,693,000円、土地取得費用は11,128,000円と報告されています。土地と建物を合わせると、41,821,000円程度が必要になるということです。一方取得した土地の広さは、敷地面積全体で74.6坪という結果でした。

湖西市で、同程度の敷地面積を購入するとしましょう。湖西市では、2022年において坪単価154,462円で取引されていました。したがって、湖西市で74.6坪の土地を取得するには、11,523,000円程度が必要です。これは静岡県全体の数値と大差はなく、建築費用についても同様と言えます。つまり、湖西市で平均的な土地・建物を購入するには、42,000,000円程度を準備しておけば良いでしょう。

＞＞湖西市の土地価格相場について、より詳しくはこちら！

湖西市で外せないポイント

日照時間の長い湖西市での家づくりでは、住宅の間取りが重要です。冬は日当たりが良い方が暖かさをキープできますが、夏は壁面日照時間が短い方が涼しく快適に暮らせます。

一年中快適な環境を作りたいのであれば、立地を考慮した間取り・家づくりが欠かせません。リビングや寝室、子ども部屋、ベランダなどを部屋のどこに配置するか、ハウスメーカーや工務店としっかりプランを練ることが重要です。日当たりを重視したい場合でも、南向きが必ずしも良いわけではないため、それぞれの方角の特徴を知り、家族全員が心地良く過ごせる間取りを考えていきましょう。

ローンを組むうえでの注意点

ここでは、湖西市の平均年収を紹介します。年収を踏まえて、自分の場合はどの程度の住宅ローンが借りられるのか、理想的な返済額とともに考えていきましょう。ローンを組むうえでの注意点も説明するので、忘れずに覚えておいてください。

湖西市の平均年収は？

2022年の湖西市の平均世帯年収は572万円でした。年収の階級別で見ると300～500万円の世帯が約3割を占めています。これは全国平均よりも高いという結果です。

では、土地付き注文住宅を建てた世帯の平均年収はどのくらいなのでしょうか。2021年のフラット35利用者調査では、595.7万円が静岡県の平均世帯年収として報告されています。

一方、頭金の平均金額は3,011,000円との報告です。この数値から考えると、4,200万円の土地・住宅を購入するにあたり、3,900万円程度を住宅ローンとして組んでいるということになります。つまり、600万円程度の世帯年収の場合、3,900万円の住宅ローンであれば返していけるということです。

ローンの理想的な返済額

住宅ローンは、返済額を手取り年収の25％以内となるよう設定することが理想です。家庭の状況にもよるので、多少の前後は許容範囲でしょう。ただし、35％を超えると家計を圧迫してしまう可能性があります。いくら節約上手でも、35％を超えないように設定しておく方が無難です。

世帯年収が600万円の場合、手取りは約500万円。500万円の25％は125万円です。これを月々の返済額に落とし込むと104,166円。月々10～11万円程度が無理なく返済できる金額と言えるでしょう。月々の負担を減らしたいのなら、ボーナス払いを設定することをおすすめします。家族構成やライフプランなどを検討しながら、貯金や返済計画を立てていきましょう。

また、返済額は契約する金利タイプによっても大きく変動します。固定型・変動型・ミックスタイプなどそれぞれ特徴があるため、一度金融機関に相談してみるといいかもしれません。

諸経費はローンで払える？

住宅ローンを組むうえで注意したい点は、諸経費は住宅ローンに組み込めないということです。諸経費とは、戸建てを購入する際にかかる税金や手付金、手数料などのこと。注文住宅を購入する際にかかる諸経費は、土地と建物を合わせた金額の10～12％が相場とされています。つまり、4,200万円の土地付き注文住宅を購入する場合は、420～504万円程度かかるということです。諸経費は住宅ローンに含めないため、それなりの金額が現金で必要となります。忘れず資金計画に入れておきましょう。

そのほか、頭金や家具家電の購入費用、引っ越し費用なども忘れてはいけません。まとまった金額を準備しておかなければならないので、シミュレーションを綿密におこなって、購入後に困ることがないようにしておきましょう。

年収を踏まえた家づくりのコツ

注文住宅を建てるときに「どの程度の家が建つのか」気になる方は多いはずです。ここでは、3,000万円と4,000万円の予算で家づくりをおこなった場合、どの程度のクオリティを目指せるのか、紹介しましょう。

3,000万円台で建てる注文住宅

3,000万円の予算がある場合は、比較的希望が通りやすいです。3,000万円前半なら平均的なグレードと間取りの家、3,000万円後半なら平均以上のグレードや間取りを目指せます。より理想通りの家づくりをしたいのであれば、コストをかけるところと抑えるところのバランスを取るよう意識してみてください。

たとえば、キッチンにこだわる場合はお風呂を平均的なグレードにする、などです。外観や内装を含め、どこに重点を置くかで家づくりは大きく変わります。家族としっかり話し合い、デザインや間取りの希望を明確にしておくと良いでしょう。

また、この先何十年も暮らしていく家を作るためには性能にこだわることも大事なポイントとなります。コストを抑えるところをよく見極めて検討していきましょう。

4,000万円台で建てる注文住宅

4,000万円の予算を準備できる場合、さまざまなプランが実現可能です。各所に希望を盛り込んでも、実現しやすいと言えます。中庭や内装、素材にデザインなど、しっかりこだわりましょう。

予算内に抑えることよりも、まずは家族が望む家を形にすることを考えることをおすすめします。プランのバリエーションが増えるため、迷うこともあるかもしれませんが、ハウスメーカーや工務店などの住宅会社の担当者としっかり話し合って決めていきましょう。

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建築費用を抑えるには

建築費用を抑えるポイントとしては、無理せず無駄を省くことです。せっかくの家づくりなので、すべてにおいてコストを削減することはおすすめしませんが、優先順位をつけて考えると良いでしょう。

絶対に譲れない場所はしっかりコストをかけ、その分メインではない場所、来客から見えない部分については標準仕様のものを取り入れることが大切です。家づくりは、小さな積み重ねで十分コストを抑えられます。家全体でコストのバランスを取ることが、建築費用を抑えるためのポイントとなるでしょう。

湖西市で後悔しない家づくりをするならエスコネクトにご相談を！

エスコネでは、品質とデザインを兼ね備えた家づくりをご提案しています。家は人生において大きな買い物。そのため、デザインから内装のディティールに至るまで、しっかりこだわりたいものです。エスコネは、お客様の理想の住まいを実現するための高い技術力を持っております。性能やデザインにこだわりつつも、予算内で納得できる家づくりができるようしっかりとサポート。ぜひ、湖西市で家づくりをおこなう際は弊社へご相談ください。

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記事監修者：中小企業診断士（住宅コンサルタント）塩味 隆行

一般社団法人 住宅資産価値保全保証協会認定講師

住宅検討をされている方が後悔しない家づくりを実現いただくため、 全国各地で年100回以上、家づくりセミナーの講師を担当しています。 住宅購入の際に必要となる性能や土地についての基礎知識から、 資金計画などの専門的なことまで、客観的かつ具体的に情報をお伝えいたします。